(113) ありがとう
おはようございます。
何だかんだ今お昼頃です。
僕は、今チカに、注目している。
「キシキシ」(は、恥ずかしいデス)チカ
チカの鉄球からどんどん卵が出てくるのが養鶏所みたいで何だかんだ面白い。
ミミアント達が出てくる卵をどんどん運んで行くのと、途中、チカの為に、水やキノコや食べ物を運んで来る作業を僕は、ジーっと見ている。
ミイムとチャムは、ご飯を食べて直ぐに、探険に行っている。元気だ。
「キシキシ」(あ、アリアは、子供産まないデスか?)チカ
「僕?僕は、もう産まないよ、何で?」
「キシキシ」(アリアも沢山産んでこの子達みたいに、イロイロしてもらえば楽デス、私と一緒に産むデス)
もう、ストックないしなぁ、ミミアント食べる訳には、いかないし、ん~
「キシキシ」(もしデス、もし子供がほしいなら息子達貸すデス、交尾するデス)チカ
「イヤイヤイヤ、え、遠慮します。」
「キシキシ」(いいオスいないデスか?)チカ
僕は、蟻との交尾を想像してしまった、ないないないマンガとかなら有りかも知れないけど僕は、無しだ、そもそも蟻の交尾って、どうやるんだよ完璧無しだ。
「え、えっと今の子供達で満足だから平気かなぁ」
「キシキシ」(そうデスかぁ)チカ
ガッカリすんなーーーーっと突っ込みを入れたい気持ちを押さえる。
「パリパリ」
「な、何を食べてるの!!?」
僕は、驚いた。
「キシキシ」(殺された子供デス?)チカ
「イヤイヤイヤ自分の子供でしょいくらなんでも・・」
「キシキシ」(食べるデス、栄養無いと弱い子供しか産まれないデス、なんでも食べるデス、強い子産む為ならなんでもするデス、じゃないと一族滅びるデス)チカ
「そ、そうかぁ~ごめんチカ、辛いのに、変なこと言って・・・」
「キシキシ」(大丈夫デス、辛くないデス、私達は、コレが日常デス、アリアには、強くしてもらって感謝のしようがないデス、だから、なんでも、力になるデス)チカ
「そおだ、近くに、平原がある?近くに、ミミアントのコロニー?だっけ?あるかなぁ~、あるなら連れて行って欲しいんだけどそして、山を確か2つ越したところに、行きたい」
「キシキシ」(あるデス!何で知ってるのデス?スゴイ流石アリアデス、お婆様に、伝えておくデス)チカ
「え!チカのばあちゃんなのなら安心だね。」
「キシキシ」(そうデス、お婆様凄く強い子供産むデス、私のお母様もいるデス、でも、お婆様と比べると格が違うデス。私位の子供しか産めないデス、残念デス)チカ
おいおい、お母ちゃん可哀想だろーーー蟻の世界では、強い子供産まないと格差がついてしまうみたいだ。
「じゃあ、アビーヒが羽化したら、そっちのコロニーに、連れて行ってね。」
「キシキシ」(デス、連れて行くデス、私の子供10匹連れて行っていいデス)チカ
そ、そうだよね、勘違いしてた。チカは、流石に来ないよね、連れて行く=子供が、っと言う意味かぁ~
「う、うんありがとう・・・」
蟻が10匹・・・・・・くだらねぇぇーーー