(111) スイカ級の・・・
「カチカチ、カチカチ」ミミアント達
チカがでてこない上までみえないが割れては、いると思う。
「チカーーーどうしたー」
「パキ、パキパキ」
チカの顔面が縦にヒビが入る
「カチカチ、カチカチ」ミミアント達
亀裂から、黒光りするスラッとした足が顔を出す。
「綺麗な足・・・・・・」
そこには、人間のような、昆虫のような存在がいた。
全身真っ黒で、固そうな肌、お尻の部分には、大人二人は、入りそうな丸い風船と言うか鉄球みたいなのがついていて、腕は、四本手は、鉤爪みたくなっていて、足は、黒光りするブーツを履いているみたいだ。
首には、グレーのネックウォーマー、短めの触角に、白髪、身長は、3mは、ありそうだ、しかしさっきまでいた、二階建ての建物みたいな蟻とは、想像できない、進化だ。
しかも、しかもだ、虫のくせに、虫のくせに、む、胸が僕よりある全然ある、乳首は、無いけど僕より胸があるのだ、なんて、なんて、残酷なんだ、フィニーより胸が大きくなったのに、よりによって虫に、虫に、負けてしまうなんて。
「キシキシ」(どうしたデス、アリア?)チカ
「いや、何でもない」
「カチカチ、カチカチ」ミミアント達
僕は、胸の事でガックリしていたらチカが心配して、声をかけてくれた。
「キシキシ」(おおぉぉ~~コレが私デスか?流石アリアデス、コレデ強い子供が産めそうデス、アリガトウデス)チカ
「いいよそれより、これからいろいろな、お願いさしてもらうよ。」
「カチカチ、カチカチ」ミミアント達
「キシキシ」(あなたの為ならなんでも、するデス、子供達も皆アリアに感謝してるデス、本当にありがとうデス)チカ
「ぎゅ」
チカが僕にハグをした。
地に足がついてない。
な、なんてことだチ、チカめ、僕への当て付けか?僕の顔に、胸を押し付けやがって、しかも、しかも、や、柔らかいなんて、反則だ、反則だーーーーー。
「ガシッ」
僕は、胸を鷲掴みして、チカの胸を遠ざける。
「い、いいよ別に・・・」
自分の胸に手を当て確認する。
ん~~パンケーキ一枚分しかないなぁ~くらべて、スイカですか?あれは、柔らかいスイカですか。
僕も女子力上げなくては(胸)
チカは、前と比べると今は自由に、動いている。
前の体は、足が退化して、短くなっていて、動けない体みたいなのに、今は、二足歩行でお尻に付けている鉄球みたいのを浮かせて、歩いている。
「チカもう少し天井高くできる?」
「キシキシ」(どうしてデス?)チカ
「いいからいいから」
「キシキシ、キシキシ」(お前達、天井を掘るデス)チカ
「カチカチ、カチカチ」ミミアント達