(109)大きい蟻?
「パキ、パキ」
パンツアントの頭に亀裂が出来る。
「え!!」
た、倒した?
「・・・・・・」ミミアント達
周りのミミアント達は、急にシーンっとなった。
やらかしたか?
「パキ、パキパキ」
するとパンツアントの背中にも亀裂が・・・・・・
「パキパキパキパキ」
背中から白い虫がゆっくりゆっくりと出来る。
「なになに?」
「カチカチ、カチカチ、カチカチ」ミミアント達
ミミアント達が騒ぎだした。
「カチカチ、カチカチ、カチカチ、カチカチ、カチカチ、カチカチ」ミミアント達
パンツアントが完全に姿を見せる。頭が協調的だなんだかパキケファロサウルスに似ている。
蟻の頭に岩でも付いているみたいに、頭がかたそうだ。
「カチカチ、カチカチ」パンツアント
パンツアントは、自分の殻を食べている。
・・・・・・・・・
みるみる、パンツアントの色がミミアントより黒くなる。
スゲー脱皮だ。
「カチカチ、カチカチ」パンツアント
今度は、僕に向かってなにか言っているようだ。
「な、なんだよ」
「カチカチ、カチカチ、カチカチ」パンツアント
「カチカチ」ミミアント達
ミミアント達は、端によって道を作っている。
「カチカチ、カチカチ」パンツアント
パンツアントは、頭を下げる
乗れと言っているみたいだ。
僕は、おそるおそるパンツアントに乗る。
パンツアントは、頭を上げ歩き始める。
しばらく進むと広い場所に着いた。
沢山のミミアント達がいる
「カチカチ、カチカチ」パンツアント
「カチカチ、カチカチ、カチカチ、カチカチ」ミミアント達
周りのミミアント達が道をつくる。
凄く蟻達は、統制がとれていた。
「カチカチ、カチカチ」(オオ、エルフノヒメ、ヨクキタ、)大きい蟻
目の前には、大きい蟻がいた。しかも話かけてきた。
「カチカチ、カチカチ」(ドオシタ、カタマッテ、イルゾ)大きい蟻
(す、すみません)
「カチカチ、カチカチ」(ヨイ、エルフノヒメ、ワレワレヲタスケテクレナイカ?)大きい蟻
(あ、あの~どなたかと勘違いしてませんか?僕は、姫では、ないです。あと僕に何が出来るのですか?できたら僕達をここから無事に返してもらいたいんですけど・・・・・・)
「カチカチ、カチカチ」(ダイダイエルフノヒメハ、アカイメデ、キンパツノカミニ、スキトオルシロイハダノヒメト、コンジキノメデ、ハクギンノカミニ、ハダガクロイノガ、エルフノヒメ、ダトセンダイニキイテイタ。)大きい蟻
へぇ~、紅目で金髪ねぇ~そんで、僕そのものだけど姫扱いされたことないしなぁ~むしろ酷い扱いばかりだ。
「カチカチ、カチカチ」(ココナンネンモ、ゴブリンガ、ワレノ、コドモヲタチヲ、オソイ、ショクリョウヲ、モチカエレテイナイ、ナノデ、ショクリョウヲウミダスチカラヲ、モツエルフノヒメ、ニオネガイシタイ、コノトオリ、ショクリョウニシヨウトシタコトハ、アヤマル)大きい蟻
大きい蟻は、頭を下げる
「カチカチ、カチカチ、カチカチ、カチカチ」ミミアント達
ミミアント達は、ざわつく
まあ、餌にされるのは、わかっていたから、いいかぁ、しかもこの大きい蟻は、ここから動けなそうだからミミアント達が僕を捕らえて保存?栽培しようとしてたことが解るし、ヤンチならいくらでも出せるからいいか。いろいろ情報も聞けそうだし、うまくいけばレイム達と合流できる手伝いしてくれるかもだし。
(こんなんで良ければ、いくらでも)
「デュー・デュー」ヤンチ
一体のヤンチを出した。
「カチカチ、カチカチ、カチカチ、カチカチ」ミミアント達
「カチカチ、カチカチ」(オオ、オオ、スゴイ、スゴイエルフノヒメヨ、アリガトウ、アリガトウ、コレデスコシハ・・・)大きい蟻
喜んでくれたので調子にノってあと二体だした。
「カチカチ、カチカチ、カチカチ」ミミアント達
「デュー・デュー」ヤンチ
「カチカチ、カチカチ」(スゴイ、スゴイデス、アリガトウゴザイマス、コレデ、コロニー、フヤセソウデス、アリガトウ、アリガトウ、サイキン、ヒメモウマレタミタイダシ、ソロソロ、ゴブリンドモニ、ハンゲキデキソウデス。)大きい蟻
(え!それもしかしてアビーヒのこと?ダメダメ娘は、あげません)
「カチカチ、カチカチ」(モシカシテ、アナタガアタラシイヒメヲ、ウンダノデスカ?スゴイ、スゴイデス、ナニトゾ、ナニトゾ、オチカラヲ、カシテ、クダサイ)大きい蟻
それからこの大きい蟻といろいろな話をした。
コロニーもBUMP OF CHICKENの曲です。もし良ければ検索お願いします。