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ダークエルフの大家族   作者: zeiru
第三章 恐怖のゴブリン編
107/401

(107) 念話の恐怖

(ママ、何処、何処に、いっちゃったのママ)チャム


(やっと起きたの?)


(マーマー、マーマー)ミイム


(今アビーヒ探しているからあなた達は、そこでいい子で待ってて、今連れ戻しに行ってる、最中だから)


スライム達の所からどのぐらい離れただろう。でも、念話は、聞こえる。どのぐらい聞こえるのだろう。


(やーだーやーだーママといたい、ママといたい。)ミイム


もーしょうがない、子供だ。まあ、さんざん探して見つからないから、そろそろ、戻ってスライム(息子)達と合流して、探そうと思っていたところだし。


(しょうがないなぁ、おとなしく、待ってて今行くから。)


(マーマー、マーマー、マーマー)チャム


(今向かってるからね、ね、いい子にしてて)


(マーマー、マーマー、マーマー)ミイム


(わかったから、わかったから、ね、おとなしく、しててね。)


((マーマー、マーマーいないよーーーー))ミイム・チャム


(いい加減にしなさい、戻らないよ!)


(兄ちゃんが悪いんだよママが戻らないって、言ってるよ、兄ちゃんが、ママに、ちゃんと言わないからママが、ママが戻って来なかったら兄ちゃんのせいだ。兄ちゃんが悪いんだ~~~)チャム


(ママ、違うよ違うよ、チャムが、悪いんだ、チャムが寝るから、チャムがチャムが~~~、帰って来て~~~~~アビーヒは、羽化するから、羽化するから、そしたら、戻ってくるって、言ってたのに~~~~)ミイム


(それを早く言いなさい!!すぐもどるから、本当にいい子にしてなさい。)


(マーマー、早くー、マーマー、早く~~~~)ミイム


(兄ちゃんが~~~~、兄ちゃんが~~~~悪いんだ~~~、ママに会いたいよ~~~ママに会いたいよ~~~)チャム


(僕だって会いたいよ~~~~ママに、会いたいよ~~~~ママ~~~)ミイム


だめだ、念話が、騒がしい。何とかおちつかせないと


(そ、そうた、そうだ、どっちか教えて、ね、ね、何でここのミミアントは、おとなしいの?)


(僕しってるよ、僕しってるよ)ミイム


(僕だって、しってるよ、しってるよ)チャム


おーおー素晴らしい。


(じゃあミイム教えて)


すると、


(ズルイ、ズルイ、ズルイ兄ちゃんばっか、ズルイなんで、なんで、僕に聞いてくれないのズルイ、ズルイ、ズルイわーーーわーーーわーーー)チャム


頭が揺さぶられる感じだ。


(わかった、わかったね、じゃあチャム教えて)


(なんで、なんで、なんで、なんで、僕に聞いたのにチャムに何で僕に聞いたのにやだやだやだわーーーわーーーわーーー)ミイム


だめだ、頭が痛くなってきた。


(ちょ、ご、ごめんね、ごめんね、ママね、頭ちょっと痛くなって来たから少し休ませてね)


((ママ大丈夫?ママ大丈夫?))ミイム・チャム


(大丈夫、少し、休んでから、戻るから、ね、ね、だからおとなし・・・・・・)


僕は、頭が痛くなった、後に急に眠くなり寝てしまった。





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