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ダークエルフの大家族   作者: zeiru
第一章 幼少期
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(10) 初めての村

クリスタルの破片を見ていると凄いスピードで土人形が走って来た。「ゴーゴー」(ママぁ~見つけたよー見つけたよー(喜))そして、また頭を僕の方へ近付けてきた、(えらいねぇありがとねぇ~よしよし)

(。・ω・)ノ゛ (о´∀`о)



(じゃあ早速行こうかー)「ゴーゴー」(ママぁあい("`д´)ゞ)じゃあ又乗せてっと言うと又喜んで体を屈める。乗させてもらって、今度はチョト土人形の背中の岩を掴めるようになったので、土人形の頭の方へ手を伸ばして撫でてあげた。そしたら急に喜びながらスピードを上げた。

‼️(落ちる落ちる落ちる~(泣))「ゴーゴー」(ママぁごめんなさいつい、嬉しくて)とスピードを下げてくれた。(いやいや急に撫でたりしてごめんね、そのスピードで行こう。因みにどれぐらいでつくの?)と言うと「ゴーゴー」(ママぁあの林と岩場の間を抜けた先にあるよ)と答えが帰ってきた。もうすぐじゃんと思い土人形の背中の岩を少し強めに掴む。


そして、そこには何かに襲われて、無惨にも朽果てた村があった。それに驚いた僕は「おギャー」と叫んでいた。「ゴーゴー」(ママぁ大丈夫?)と優しく声をかけてくれた土人形に、(大丈夫ありがとねぇ)と言い、とりあえず村を調べてみようと言い土人形の背中を又強めに掴む。


村は、襲われてそんなに経っていないのか、臭いが酷かった。始めは自分が産まれた村かと思ったが違うとすぐに気がついた。村人の死体がそこいらに転がっていた。その中には、エルフが一人もいなかった。全員人間種だった。因みに服は、原始人みたいな服ではなく少しボロボロだが、Tシャツぽいのを皆着ていた、色は大体青か白だった。死体を見ると大体遊んで棄ててる様に、首だけで串団子みたいにしていたり、一人の男に何人もの腕と足が刺さっていたり、腸で縄を作り、5,6人の人間を捕らえて殺している塊があったり、中には、中途半端に食べられた跡があった。(おうぇぇー)と僕はお腹の中から村に来る前に食べていた雑草と水を泣きながら吐いていた、土人形の上で。


「ゴーゴー」(ママぁ大丈夫?本当に大丈夫?)と、心配してくれる。(あ、ありがとう大丈夫)と答えた。ただ回りを見ると、女の姿がなかった、子供も、男の子の死体は、あるが女の子の死体がない、あるのは、男の死体と、もう子供を産めそうにないヨボヨボの婆さんの死体だけだ、しかも婆さんの死体は、意外と食べられている。村の規模からすると多くて70人位しかいなさそうな村だ。


(丁度いい布と食べ物を探して、因みにあまり固いもの食べられないから、キノコみたいのとお水があればお願いね)と土人形にお願いしてみた。「ゴーゴー」(ママぁわかった。布はそこにあるから食べ物探してくるよ)

とあまり被害の無さそうな建物に僕を置いて、食べ物を探しに行ってくれた。


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