表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

怪異忌憚

星を見上げる

作者: 朝霧 橙子

揺れる黒髪

見えない素顔

神秘的な君

僕の心は奪われる


見上げる夜空

瞬く星

僕の心はときめいた


星々は嘲笑う

幻想に囚われた愚か者

月は嘆息する

彼女は君を見ていない

それでも沸き立つこの心

淡い恋を彩る夜道


揺れる白肌(しらはだ)

悪戯な微笑み

蠱惑的な君

僕の視線は囚われる


見上げる夜空

繰り返す夜

僕の心は動き出す


星々は嘲笑う

囚われにゆく愚か者

月は嘆息する

踏み出せばもう戻れない

それでも止まらないこの心

踏み越えた境界線(ボーダーライン)


鼻をつく異臭

揺れる身体

残酷な現実

僕の身体は動かない


感じる違和感

浮き上がる身体

僕の魂は縛られる


星々は嘲笑う

真実は時に残酷だ

月は嘆息する

もう君は地を見ない

それでも満たされてゆく心

隣に君のいる幸福感


星を見上げる二人

風に揺れる身体

幸せそうな姿

幼い子供がみつめていた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言]  こういう隠喩だらけの詩、好きです。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ