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そこは暗い一室、光の介入など一切ない部屋に一人の少年と4人の魔人がいた。お互いの顔は見えないはずの部屋で彼らはお互いを見ていた
沈黙の中、口を開いた少年に視線が集まる
「君達も気づいたはずだ、彼が来た」
少年は楽しそうに、嬉しそうに、無邪気な子供のように言った
「でも残念だ、彼は色々犠牲にしてしまっているみたいなんだ。それは凄く悲しい、彼は僕の唯一の理解者だ、そんな僕が彼にしてあげられることはなんだと思う?」
少年の問いかけには誰も答えない、それは少年も承知していたことだ、ただ独り言を言っているに過ぎない
「僕は彼を元に戻してあげたいんだ、そこで君達にお願いしたいことがあるんだ。聞いてくれるかい?」
沈黙
「ありがとう、僕のわがままに付き合ってくれるなんて流石は君達だよ」
それを少年は肯定として受け取った、それ以前に少年の願いを魔人達が聞かないわけがなかった、それを理解していて少年は聞いた。そしてその行為に深い意味はないことを魔人達は知っていた
「それじゃあお願いね、邪魔な人達がいるんだけどさ、彼らを僕と彼の邪魔をしないようにしてほしいんだ。できるよね」
沈黙
「じゃあよろしくね」
その言葉を皮切りに四人の魔人はその姿を消した
残ったのは一人の少年
「さあ、ゲームスタートだ」