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Eternal Heart! (エターナル・ハート.) R15バージョン

これがNTR(寝取られ)エディションだ! ついに始まりました、ゲーム世界編。 主人公タケダ・リョウ(勇者)の目の前で、ヒロインを攻略しなければならない地獄のミッション。 システム「キャピ」の性格が悪すぎますね(笑)。 第一の被害者は、清純派ヒロインのアイリちゃん。 勇者を助けるためにヒロインを汚す……この背徳感がたまりません。


挿絵(By みてみん)


教室の光は弱々しく、カーテンが風もないのに揺れていた。


ジェイズは頭痛と、口の中に広がる鉄の味を感じながら目を覚ました。 鈍い痛みが首筋を走る。


「こ、ここは……?」


彼が目を細めて呟くと、隣の席の少年が焦ったように声をかけた。


「起きろ! 奴らが戻ってくる前に逃げるぞ! 安全な場所へ行くんだ。タニア様の消失の影響を受けてないみたいでよかった!」


ジェイズは眉をひそめ、記憶を整理しようとした。 (タニア……聞いたことがある名前だ……思い出せないが……)


少年は振り返り、誰かを呼んだ。


「アイリ! 手を貸してくれ! 彼、混乱してるみたいだ!」


「うん、分かったわ!」


近くから女性の声がした。 ジェイズは二人に抱えられ、足元をふらつかせながら教室の奥へと運ばれた。 そこで少年が素早く離れた。


「よかった、意識が戻ってくれて。世界中が大混乱なんだ……ここで待っててくれ。食料と水を探してくる」


少年は去っていった。 ジェイズは一人残された。深呼吸をする。


その時、目の前に半透明のウィンドウが浮かび上がった。 冷たい光を放つテキスト、数値、ステータスバー。


『ピピッ……』


「なんだこれは?」


ジェイズは信じられない思いで呟いた。


「幻覚か?」


ウィンドウには彼の健康状態や基本的なステータスが表示されていたが、何よりも目を引いたのは一つの項目だった。


【好感度♥】


ジェイズは弾かれたように身を起こした。記憶が激流のように押し寄せる。


「思い出した!」


彼は安堵と驚きがない交ぜになった声を上げた。


「俺はゲームの中にいるんだ! あの博士、マジだったのかよ……」


彼はインターフェースに近づき、データを確認した。体は無傷のようだ。頭の傷も大したことはない。 自分の名前を探そうとしたが、何かおかしい。


「名前がない……自分のステータス画面に名前がないなんてことあるか? 鏡が必要だな」


その時、脳内に新しい通知音のような声が響いた。 機械的でありながら、どこか愛嬌のある声。


『こんにちは、親愛なる宿主様ホスト。私は貴方のシステムです。初めまして……私はキャピ。このゲームをクリアするために貴方をサポートします』


「うわっ!」


ジェイズは驚いて机を倒しそうになった。


「システム? 何のために?」


『貴方を導くためです』


キャピは教師のような口調で答えた。


『手短にゲームシステムを説明しますね』


ジェイズは舌打ちし、役割を取り戻そうとした。


「全部思い出したよ。5人のヒロインを攻略すればいいんだろ? 俺はこの物語の主人公、タケダ・リョウとして……」


キャピの声が、嘲笑うような電子音に変わった。


『プッ! 誰ですって? ギャハハハハ! 笑わせないでくださいよ』


画面が鏡を具現化し、ジェイズの顔を映し出した。 彼はシノプシスで読んだ英雄の姿を期待して覗き込んだが――。


『え……でも……これ俺じゃん!』


『その通りです、お友達アミーゴ


キャピは冷たく言い放った。


『貴方はこの物語の英雄ではありません! ただのモブAです』


ジェイズは拳を握りしめ、頭を振った。世界の論理を整理しようとする。


「ありえない……なら、どうして俺は女神の消失で堕落していないんだ? 設定じゃ、正気を保っているのは勇者と5人のヒロインだけのはずだろ!」


『正解です』


キャピが肯定した。


『貴方をここまで運んだ少年こそが、真の勇者タケダ・リョウなのです』


「クソッ……じゃあ俺は勇者の恋を応援するサポート役か?」


システムから、満足げに舌打ちをするような音が聞こえた。 チッチッチッ。


『ブッブー! 間違いです。貴方がこのゲームに入ったことで、ルートが二つに分かれました。善ルートと悪ルートです』


ジェイズは首をかしげた。


「え? どういうことだ……ゲームを改変したのか?」


『そうです。善ルートは、貴方がサポート役として勇者を助け、ヒロインたちを目覚めさせ、共に女神タニアを救う道です』


「分かった」


ジェイズは少しホッとした。


「それが論理的だ。迷わずそれを選ぶ」


キャピの声のトーンが下がり、電気を帯びたような笑い声が漏れた。


『本当に? そのルートを選べば、勇者にとってはハッピーエンドです。ですが貴方にとってはバッドエンド。貴方は二度と元の世界には戻れません。救ったヒロインと共にこの世界に閉じ込められ、永遠に同じ歴史を繰り返す無限ループに陥ります』


ジェイズの周囲の空気が凍りついた。怒りで抵抗しようとしたが、システムは無慈悲に続けた。


「どうしてタニアのことを知ってる?」


『アハハハ! 安心してください、私はただのシステムです。さて、第二のルート……悪ルートの説明をしましょうか!』


ジェイズは唾を飲み込んだ。胃が締め付けられるようだ。


「それは何だ?」


『もし貴方が世界を救い、元の世界に戻りたければ、勇者を裏切らなければなりません』


「何?」


『勇者から彼女たちを奪うのです。5人全員を貴方に忠誠を誓わせなさい。それぞれの好感度を100%にするのです。そうすればゲームをクリアして脱出できます。簡単ではありませんよ……勇者は既に彼女たちと80%近い好感度を持っています。ほぼ全員が彼に恋をしているのですから』


ジェイズは拳が白くなるほど握りしめた。


「ふざけんな……そんなことできるか。なんて病的なゲームだ」


キャピは深刻なメッセージとは対照的な、陽気なメロディを奏でた。


『選択肢はないと思いますよ~♪』


システムは音を残して消え、教室がジェイズを圧迫するように感じられた。


『ようこそ、“偽りの英雄”ルートへ。ゲームスタートです』


ジェイズの心臓が早鐘を打つ。 外ではゾンビ化した市民が徘徊し、内では見えないメニューが愛の真の対価を示していた。


「断る……共犯者になんてなるものか」


だが、彼がそう呟く間に、好感度ウィンドウの小さなカウンターが点滅を始めた。 0% → 0% → 0%。 そして画面には、冷静な点滅文字が表示された。


【現在目標:ヒロインたちの好感度を100%まで上昇させる】


「地獄の始まりかよ……」


ジェイズは低い声で言った。 プツン。乾いた音と共にウィンドウが閉じた。ゲームは宣言したのだ。プレイヤーは行動せよと。 我らが英雄はどうすることもできず、運命を受け入れて溜息をついた。


後戻りはできない。この馬鹿げたゲームで生き残り……ついでにタニアを救わなければならない。


その時、教室のドアが開き、アイリが優しい笑顔で現れた。水と包装されたパンを抱えている。


「ジェイズくん、大丈夫?」


彼女は近づいてきた。


「これ、少しだけど食料とお水よ」


「ありがとう……」


彼はまだ混乱したまま答えた。 ボトルを受け取ろうとした時、彼女のある部分が目を引いた。 制服のスカートが……あまりにも短い。


(ちょっと待て……挑発的すぎないか? 少し動いただけで全部見えそうだぞ……)


「あの、アイリさん……」


「なあに?」


「その制服……君の体には少し小さすぎないか?」


アイリは無邪気に彼を見た。


「え? 何のことか分からないけど……待って、お水開けてあげる」


彼女は彼の目の前でしゃがみ込んだ。 その瞬間、スカートが危険なほど捲れ上がり、純白の楽園が――いかなる英雄も白昼堂々見るべきではない秘部が――露わになった。


「これのことだよ!」


ジェイズは顔を真っ赤にして叫んだ。


「ダメだ……これ18禁ゲームだったの忘れてた」


「え? 何か言った?」


アイリが振り返る。


「いや、何も……」


目の前に詳細なステータスウィンドウが浮かぶ。


星空ほしぞらアイリ】 年齢:16歳 役職:光の魔法使い(未覚醒) 勇者への好感度:83% 貴方への好感度:35% 性格:明るく、ドジで、希望に満ちている。純真な愛、汚れない心の最初の輝きを象徴する。


(ああ……なんて美しくて純粋な子なんだ……こんなことしたくない)


唾を飲み込み、ジェイズはそっと手を伸ばした。


「すまん、勇者よ……仕方ないんだ! 錬成ッ!」


赤い光が掌を包むはずだった。だが、化学反応の代わりに起きたのは、気まずい沈黙だけだった。 彼の手は、彼女の柔らかいお尻の上に置かれたまま凍りついた。 魔法ではなく、物理的な感触。指が柔らかい肉に沈み込む。


「……何してるの?」


アイリが身体を硬直させ、真っ赤になって言った。


「なんで発動しないんだ?」


ジェイズは手を離さずに呟く。 システムウィンドウがエラー音と共に点滅する。


【星空アイリ:好感度28%に低下】


(下がってるうぅぅ!?)


「ちょっと、お尻から手をどけてくれないかしら」


アイリは冷ややかな声で言い、腕を組んだ。


「リョウくんに見られたら誤解されちゃう。貴方って変態なの?」


「あ……ごめん。事故だ!」


ジェイズは慌てて手を離した。 (クソッ……やらかした)


脳内に嘲笑う声が響く。


『驚きました? ここでは力は自由に使えませんよ』


キャピだ。


『力を取り戻したければ、ポイントを貯めてアンロックしてください。敵を倒すか、あるいは……』


「あるいは?」


『“攻略ポイント”を稼ぐんです』


「攻略ポイント?」


『そうです。ヒロインに対してエッチなことをすれば貯まります。さっきのお尻タッチみたいにね。ナイスでしたよ!』


「なんだと!?」


『でも気をつけて』キャピは歌うように付け加えた。『調子に乗って好感度が0%になったらチェックメイト。即ゲームオーバーですよ♪』


ジェイズは膝から崩れ落ちた。この不条理な論理に打ちのめされて。


「このゲーム……地獄かよ」


アイリはパンを持ったまま、不思議そうに彼を見ていた。


「お腹空いてるの? それとも熱?」


ジェイズは溜息をついて顔を上げた。


『ようこそ、エターナル・ハーツ18禁版へ』


キャピが嘲笑う。 こうして、彼の人生で最も恥ずべき道のりが始まった。


(俺のポイントは……) 【累積ポイント:4/10】


(うーん……一回触って4点。10点になれば10%の力が戻る。だがもう一度触れば彼女に嫌われる……) ジェイズは冷や汗をかいた。


その時、ドアが勢いよく開いた。


「ジェイズ!」


リョウが息を切らして入ってきた。


「大丈夫か? 動けるか?」


「ええ……元気そうよ」


アイリが少し不機嫌そうに、ジェイズから目を逸らして言った。


「え? 怒ってるのか?」


「いや、何でもない」


ジェイズは誤魔化した。


「行こう」


二人が廊下へ出た瞬間、引き裂くような悲鳴が響いた。


「キャアアアアッ!!」


「アイリだ!」


二人は走った。 そこには、黒い血管に覆われた異形の巨人が、アイリを壁際に追い詰めていた。


「市民が成れの果てだ……!」リョウが剣を抜く。「俺が囮になる、アイリを連れて逃げろ!」


リョウは果敢に挑みかかった。だが、怪物は強すぎた。


ドゴォォォォンッ!!!


リョウは紙くずのように吹き飛ばされ、壁に激突して気絶した。


「ギャハハハ! 弱い、弱すぎるぞ!」


怪物は動かないリョウに爪を振り上げた。


「ヤバい……今の俺じゃ勝てない……」


ジェイズは後ずさった。


「お願い……」


震えるアイリが、すがるように彼の腕を掴んだ。涙が溢れている。


「リョウくんを助けて! 何とかして!」


その時、脳内で警報が鳴り響いた。


【緊急ミッション発生!】 【内容:アイリの胸を揉みしだきながら、情熱的なキスをする】 【報酬:錬金術パワー20%回復(5分間)】 【失敗ペナルティ:勇者の死、およびゲームオーバー】


「断るッ!!!」


『断れば勇者は死にますよ? やるか、やらないかです~♪』


ジェイズは怪物の爪を見た。時間がない。 彼は歯を食いしばった。胸が焼けるような罪悪感。


「ごめん、アイリ……許せ、リョウ」


「え?」


アイリが瞬きする。 ジェイズは彼女を近くの机に押し付けた。


「ジェイズ……?」


彼女が反応する前に、ジェイズの両手は彼女の豊かな双丘を鷲掴みにしていた。 事故ではない。明確で、強引な愛撫。 指が制服越しに柔らかい肉に食い込み、形を変える。


「ひゃああっ……!?」


アイリがけだものような喘ぎ声を漏らし、背中を反らせた。


「なに……んむッ!?」


ジェイズは彼女の唇を塞いだ。 野生のようなキス。唇を押し付け、舌を強引にねじ込む。 二人の間に、魔法とは異なる、背徳的な熱が走る。


「んんーッ……んくッ……ぁ……!」


アイリは彼を押し退けようとしたが、力が入らない。 (だめ……リョウくんが倒れてるのに……私は……) 頭では拒絶していても、身体はジェイズの手の熱と舌の動きに反応し、甘い痺れが全身を駆け巡る。


彼女の瞳が白目をむきかけ、焦点が合わなくなる。 抵抗していた手は、いつしかジェイズのシャツを強く握りしめ、快楽に屈服していた。 彼女はガクンと力を失い、その腕の中で気を失った。


【ミッション達成。報酬を付与します♥】


赤い輝きがジェイズを包む。 熱く、頼もしい力が血管を駆け巡る。


「ああ……戻ったぜ!」


ジェイズは立ち上がり、口元の銀糸を拭った。


「待たせたな、化け物!」


怪物が爪を振り下ろそうとした瞬間。


「愛になど死を……!」


「彼から離れろオラァッ!!」


ジェイズはパイプ椅子を蹴り上げ、空中で掴んだ。 真紅の閃光。


「錬成ッ!!」


金属が悲鳴を上げ、赤熱し、一瞬にして灼熱の大剣へと変わった。


「死ねぇ、醜悪な野郎!」


ごうッ! 錬金術の炎が爆発的に噴き出し、怪物を呑み込んだ。 廊下は地獄の輝きと、魂を売って得た力の熱で満たされた。


(続く)


挿絵(By みてみん)

炎の錬金術師、復活(5分限定)。 なんとか力を取り戻し、怪物を撃退できそうです。 しかし、その代償は大きかった……。 アイリちゃんの心(と体)に刻まれたキスの記憶。 目覚めた後、彼女はどうなってしまうのか? そしてリョウとの関係は? 泥沼の予感がプンプンしますね!


【お願い】 「NTR最高!」「キャピ鬼畜すぎw」と思ったら、 下の ☆☆☆☆☆ で評価をお願いします! 勇者リョウ君への慰めになります!

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