ん、ん、ん?
ん、ん、ん?どうしてこうなったのかしら!?
今日は授業が終わった後、セシリーとお茶をしながら昨日アンディと決めたことについて話して次回のスチュアートとのお茶会に向けて話しを詰めようと思っていたのだが、なぜかスチュアートと他令嬢が数人、セシリー、ティナーヴでテーブルを囲んでいる。
始まりは授業終わりに教室を出てセシリーに声をかけようとしたところにちょうどスチュアートもなぜか居合わせたところからだ。
「セシリー。」と「ティナーヴ嬢。」がほぼ同じで、セシリーがティナーヴに振り返り、ティナーヴがスチュアートに振り向くという笑い話のような展開になってしまった。
気を取り直してセシリーをお茶に誘おうとしたが、スチュアートも負けじとティナーヴをお茶に誘い、普段はティナーヴに遠慮して声をかけていなかったスチュアートの周りにいつもいる令嬢たちもセシリーが行くなら私達も是非にと半ば強引について来てしまい今に至っている。
おかけでスチュアートは必要以上に笑顔がまぶしいし、スチュアートの心のうちを察しているセシリーの顔は真っ青で小刻みに震えている。ティナーヴでもスチュアート不機嫌さMAXはわかるほどなのに他の令嬢は全く気にする様子もなくスチュアートにあれこれ話しかけてはきらきら笑顔を見せられて卒倒してしまいそうなほどの喜びに打ち震えている。
ティナーヴが今日は話しにならないわと思い、席を立とうとするとセシリーも「私もご一緒します。」と立ち上がった。
ティナーヴ達はスチュアートに近づき
「本日はわたくしも用がございまして長居できず申し訳ございません。また日を改めてお話出来ることを楽しみにしておりますわ。」
と簡単に退出の挨拶をしてその場を後にした。
セシリーと話しをしたいがスチュアートが追ってこないとも限らないのでティナーヴは自分の部屋に招待した。
部屋に入るとセシリーは興味深そうに部屋を眺めていた。聞くと、セシリーは同じ伯爵令嬢と2人部屋だそうだ。侍女もそれぞれいるが簡単なキッチンと自分たちの部屋と侍女の控え室程度の部屋だけなので1人部屋で広間と寝室、侍女用の部屋も自分たちの部屋と同じぐらい広いのでかなり驚いていると教えてくれた。
「この部屋は各学年で身分が高い方が使用できる憧れの部屋なんです。私、入ることが出来てとても嬉しいです。周りの友達に自慢しちゃいます。」
とても可愛らしく笑うセシリーを見ていると先ほどの良くわからなかった出来事がどうでも良くなってきた。
「ほかの部屋を知らなかかったのですが、そんなに喜んでもらえるなんてわたくしも嬉しいです。ですが、二人部屋も楽しそうですね。」
「そうなんです。はじめは心配しましたが、とても気の合う方だったので今はとても楽しく過ごしています。侍女同士も仲良くなったのですよ。」
とても穏やかな空気の中ゆったりとお茶をしながら話をしていく。
お互い落ち着いたところで昨日の提案を伝えた。
いつもお読みいただきありがとうございます。
今回はいつもと少し違う感じになりました。




