東屋ランチ
昼休み、食堂で各々ランチボックスを用意し東屋で集合した。
ティナーヴはチキンサンドとデザート。少しピクニック気分でアンディと向かった。
東屋に着くとティナーヴが最後で、2人とも楽しそうに話をしている所へ声をかけた。
「お待たせしてしまってごめんなさい。食べるのも待っていてくれたのね。」
「リエラと話して待っていたので問題ございませんわ。楽しみで早く来てしまいましたのよ」
「マーガレット様とお話しするのは楽しいです。」
2人ともティナーヴと同じく楽しみにしてくれていたようで嬉しく思った。
早速食べはじめた。食事中の話題は専ら長期休暇の話で、それぞれの家に行ったことやそれ以外の時は何をして過ごしたか。ティナーヴは噴水に落ちたときのことを楽しかった事として話した。美味しく楽しく終えてデザートとお茶にかかった頃に本題に入った。
幸い今日は昼明けの授業担当の先生に用事が入りフリーとなった為時間がある。
それもあってゆっくりとしたランチタイムがとれた。
「セシリーは殿下の事で悩んでいたの。でも控えめな彼女は自分では無理なのでわたくしと殿下を・・・と」
「ありえませんわ」
「言語道断です。」
仲良くなりだしたころにアンディの事を2人には話していたので即答だった。
「わたくしも即、お断り致しました。アンディのことも名前は伝えていませんがお話して納得いただけました。セシリーはかなり落ち込んでしまいましたが、こればかりは聞いてあげることはできません。」
皆、うんうんとうなづいてくれた。続けて
「お兄様に相談しましたら、殿下の相談にのるのは構わないけれどアンリが必ずそばにいるように、と言われました。わたくしが1人で殿下とお会いすることはありえないですしいつも通りかと思います。」
同じく皆同意してくれていた。
「どういうご相談かはわかりかねますが殿下とお話しする事になるようでしたら私達も同席いたしますわ。同席が無理でもティナの近くでお守りいたしますわ!」
力強くマーガレットが言ってくれた。ただ殿下についてはマーガレットもあまりわかっていないようだった。
リエラもそれは同じような感じだった。平民で殿下と関わる事が今までなかったので
「ご相談に同席ですか!?先日のお話し合いでも緊張したのに・・・うう。」
と少し涙目になっていた。
結局、殿下についての対応は話してみないとわからないという結論になった。
「それと、昨日話しをして思ったのですが、わたくしよりもセシリーの方が殿下に相応しいと思うのです。なんとか殿下がセシリーに頼るようにならないかしら?」
ティナーヴには殿下よりも気になっている事である。
本当はセシリーが殿下と話をできるように持っていきたいという事を2人に訴えた。
「セシリーが殿下を慕っている事はよくわかりますし、私もお似合いだと思いますわ。」
「セシリー様が王太子妃になってくださったら嬉しいです。」
と2人とも好感触だ。
どちらにしても殿下とは一度話をしないといけないという結論になり、その後他愛のない話をしていたらあっという間に時間になってしまった。
「楽しい時間はあっという間ね」と言いながら教室に戻って行った。
いつもお読みいただきありがとうございます!
今回は少しだけ多く書けました。




