ペットと暮らすと言うこと
皆さま突然ですが、犬、お好きでしょうか?
私は好きです。
と言うか、犬に限らず大抵の動物は好きです。
虫は苦手です。
まぁ、私の事は置いといて……今回はペットについて。
その中でも、特に“犬”にスポットを当ててます。
ちょっとだけ、ストレス貯まって書いてますので、ご注意下さい。
理由は、たぶん、読んでいただいた人にはわかるかも?
さて、皆さんが、新しい家族として犬を飼おう!と思った時、どんな子を飼うのかを、どうやって決めますか?
見た目の好み?
飼いやすさ?
それとも一目惚れでしょうか?
いろんなきっかけはあると思いますが、犬を飼いたい!と思った時に、ちょっと考えてみて欲しい事をいくつかご紹介します。
いや、犬は苦手だから飼うつもり無いよ。って方にはほぼ無意味となりそうですが……
興味がある方は是非見ていってくださいませ。
ではさっそくですが、私の周りの人達に聞いて、一番多かったペットを飼う理由は、一目惚れだったんですよ。
まぁ、わからなくはないです。
だいたいはペットを飼おうと思ってペットショップとかに行くのでしょうし、そんな状態で“つぶらなひとみ”攻撃を食らったら、クラクラっとやられてしまう事もあるでしょう。
でもね。
その子、あなたの生活の形に合ってますか?
ざっくり言えば
①どこ産の犬種か
要するに、暑い地域の犬なのか、寒い地域の犬なのか、ですね。
暑いの苦手な飼い主が、暑い所原産のワンちゃんと暮らすの、大変ですよ? 逆もまたしかり。
②犬種の主な特徴はどうか
例えば“遊び好き”“人間好き”“運動好き”や“神経質”“独占欲強い”等々、犬種によって大まかな特徴があります。
その子自身の性格による違いはもちろんありますが、犬種特性は元々備わってるものなので、ほぼ変わることはないです。
“取って来い”が出来ないレトリーバーがあまり居ないのもそのためですね。
最低限この2つは確認しておいて欲しいです。
極端な例ですが、日本でシベリアンハスキー飼うとしたら、暑さに弱いので、特に夏場の電気代がヤバくなるのは目に見えてますし、夏の間運動不足を解消する方法を何か考える必要がありますよね。
他にも、閑静な住宅街では、よく吠える犬種は飼いにくそうですし、仕事なんかで日中に誰も家に居なくなるなら、甘えん坊な犬種は大変かもしれません。
どうです?
ペットを飼うって、考えること多いでしょ?
当たり前ですよね、“1つの命”を預かるわけですから、相応の責任が伴います。
飼い始めてから、「思ってたの違った」とか、「飼いにくい」とか、「金銭的に」とか、ふざけてるのかと言う話です。
あるところに、しつけに失敗して手がつけられないからと、一日中ケージに入れられっぱなしのシェパードが居ました。
飼い主がケージから出せないから、ご飯はケージ内に置いたままのお皿に、外から投入。
ブラッシングはもちろん出来ないし、トイレもケージの中でさせて、そのままホースで外から洗い流す。
当然散歩なんて連れていけないので、運動不足でどんどん筋力も衰えて……
その飼い主さん、最後に何て言ったと思います?
「私達はなんとか最後まで頑張ったけど、飼いにくい犬種だった。次はもっと飼いやすい子にしたい」
ーーですって。
ふざけるなと。
シェパードは確かに、一般家庭向きとはちょっと言いにくいです。
でも、警察犬になれるくらい、賢いんですよ。
トレーニングをしっかりすれば、とてもいい子になりますし、家族を大切にしますし、脅威に直面した時に身を盾にして家族を守るような正義感も持ち合わせています。
イメージで言うなら、一般的な家庭犬と言われる子達が「ご主人さまぁ!ついていきますぅ!」のタイプだとしたら、シェパードみたいな子達は「共にゆこう!マスター!」なタイプです。
だからこそ、家族全員が“マスター”になる必要があります。
なんでかって?
マスターへの忠誠心が凄くて、その分上下関係にも厳しいんですよ。
たとえば、しつけにちゃんと参加できなかった小学生くらいの子供が居たとして、その子がワンちゃんを叩いてしまったとします。
そしてワンちゃんがその子供を、唸り声をあげながら押さえ付けたとしたら……
さて、飼い主である、子供の親はどうするでしょう?
ほぼ間違いなく、ワンちゃんを怒鳴り付けながら子供を助け出すことでしょう。
はい、この時点で、信頼関係は恐らく崩壊します。
なぜなら、ワンちゃんからしてみたら「目上に対して手を上げちゃダメだよ!上下関係を教えてあげる!」なんですが、
ここで飼い主が子供の方に味方すると「せっかくこの子に教えてあげてるのに、どうして私が怒られるの!理不尽な事を言うなら、もうあなたは私のマスターじゃない!」となるわけです。
ーーマイナスからしつけ、やり直しです。
そして、だいたいの飼い主が、ここで挫けます。
まぁ結局、その子(犬種)に合わせたしつけがちゃんと出来なかった、飼い主が100%悪いんですが……
こうなると、「凶暴だから」とか言って動物病院に捨てていったり、保健所に引き取らせたりする人もいるわけですよ。
そのあと最後に待っているのは、最悪、安楽死だったりするわけで。
ほんと、人間って勝手ですよね。
だからこそ、最初にしっかりと“最後まで飼いきれるか”を考えて欲しいのですよ。
せっかくなので一例をあげてみましょう。
私が大好きな犬種、シェルティ。かわいいです。
愛称だけでどんな子かわかった人は、きっと犬好きですね♪
正式な名前は“シェットランド・シープドッグ”
イギリス原産の犬種ですね。
あちらは確か、気候的には日本の秋に近かったはずですので、日本でも、それほど飼いにくい犬種ではないです。
元々、名前の通り牧羊犬として活躍していた子なので、とっても学習能力が高く従順で、人の役に立つことや、飼い主が喜んでくれることが大好きな、甘えん坊な子が多いです。 めっちゃかわいいです。
一方で、“家畜を守る”と言う仕事をしていたためか、警戒心が強く、割りとよく吠える犬種です。
小型犬に分類されるため、大型犬と比べて神経質な子が多いです。
この犬種を飼うなら、夏場の温度管理は大事です。日本の夏は暑いので。
あとは、運動不足になりやすいので、朝晩30分の1日二回ぐらいは散歩が必要かな?
警戒心が強いので、小さい時から色んな物や、音、人に慣らしておく事が、無駄吠えを減らすコツです。
あとは、甘えん坊な子が多いため、日中誰もいない家にひとりぼっちの時間があまり長いと、ストレスたまっちゃうかもですから、最初は短時間から慣らしていき、帰ったらワンちゃんが満足するまで目一杯遊んであげましょう。そうしてる内に少しずつ、長時間のお留守番もできるようになっていきます。
それに、毛足が長いから、ブラッシングはこまめにしてあげる必要がありますね、
これらをクリアできるなら、すごく飼いやすい、いい犬種だと思います。
私は大好きです(笑)
みなさんもこんな風に、ちゃんとその子と一緒に、家族みんなが幸せになれるかを考えてから、ペットを選んでくださいますよう、よろしくお願い致します。
不幸な結末を迎える動物達が、少しでも減りますように。
今回はシェパードを例に出してますが、他の犬種でも、似たような例は沢山あります。
酷いのだと、「うちの子が動かなくなった」と動物病院に来た子に、明らかな虐待の痕があったり……
ペットを飼うなら、命を大事にして欲しいのです。