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ただ、そばにいたかった  作者: 茉莉花
3/5

出会いときっかけ

「はじめまして、桜井鈴菜です!趣味はお菓子作りとショッピング、気軽にすずって呼んで欲しいです、よろしくお願いします!」



早過ぎず、遅すぎず、聞きやすいスピードを意識して…。




入学式が終わり、新しいクラスの教室では自己紹介が行われた。

人前に立つのはドキドキするし、これで第一印象が決まると言っても過言ではない。



正面を向いてはっきりと私は自己紹介をした。

最後の言葉を発した後、緊張からか、にへっと笑ってしまう。



(あ、変な笑い方しちゃった…)


少しだけ鼓動が早くなる。

そして次の瞬間…



ワァァァッ

「よろしくね、すずちゃん!」

「かわいい!」

「天使!」




その反応に


(今回のクラスも、上手く行きそう……)


私は少し安心感を覚えた。


そうして自己紹介は進んでいって最後の女の子の番になった。



「初めまして!森崎汐梨です。趣味は映画鑑賞や音楽鑑賞、植物を育てるのも好きです。3年間よろしくお願いします。」



(なんか、この子面白そう…)


そう思ったのは、直感だった。

黒髪ストレートで少し地黒の肌。切れ長の目なのに雰囲気はすごく優しそう。

なんとも言えない不思議な魅力を彼女は醸し出していた。



(ホームルーム終わったら声掛けてみよっと)





……もしかしたらこの時から既に運命の歯車は回りだしていたのかもしれない。

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