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俳句で青い春を‼︎  作者: 桜渓凪愛
6/8

集う仲間たち

6話目投稿しました。

「今から俳句甲子園メンバー入れ替え戦を始めます!」


待ちに待ったこの日、緊張感と共に先輩の声が部室内を響き渡る。部室の前の方には長机が左右に2台ほど並べられており、入り口側から見て左側にレギュラー5人が座っている。つまり、挑戦者は5人ずつレギュラー陣に挑む、ということだろう。俺たち3人にあと2人加えなければならない。


「おい藤広、どうする?」


「そうだな…実力のある人がいると心強いが…」


俺と藤広が話し合っていると、横から


「やぁ君たち、僕と組んでくれないかい?」


と、爽やかな雰囲気に眼鏡をかけた、いかにも真面目そうな人が声をかけてきた。スリッパの色を見るに、どうやらこの人は2年生らしい。


「あなたは?」


藤広が返事をする。


「すまない、自己紹介がまだだったね

 僕は2年の清水、清水誠しみず まこと

 先輩とかつけなくていいから気軽にメガネくんと呼ん

 でくれるといいよ」


「俺は藤広、こっちは南、あのお嬢様が東条です」


「藤広くんに、南くんに、東条さんね…

 出会ってすぐなんだけど、加耶くん、ユッキー、フラ

 ンセスカって呼んでいいかな?」


『全然いい』「ですよ」「っスよ」「ですわ」


「よし、メンバーも4人になったし、あと1人だね

 君たち1年生は誰かアテはあるかい?」


「いや、それがなくてですね…」


「じゃあちょっと待っててね」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


藤広とメガネ先輩がどんどん話を進めていくので、俺とフランセスカは黙って2人の話を聞いている。俺はまだしも、フランセスカが大人しくしているのに驚いている。メガネ先輩ができる人なのかはまだ分からないが藤広が仲間に入れたということは、できる人なのだろう。どんな句を詠むのか早く見てみたい。

そうこうする内に5人目のメンバーが来たようだ。


「彼が5人目のメンバーでどうかな」


メガネ先輩が連れてきたのは背の高い弱々しい人だった。190cmは優に超えているだろうか、髪は長く前髪で目が隠れている。しかし、なにより手も足も長い。が、手も足も細い。見ているこちらが心配になるくらいだ。彼が5人目のメンバーで大丈夫だろうか。


「…ボソボソ」


「え?なんですか?」


「3年の森山要もりやま かなめです

 よろしくお願いします、だってさ」


何で自分で喋らないんだろう…と思っていると、なにやら藤広の様子がおかしい。


「森山要…?」


「知ってるのか?」


「知ってるも何もこの人は去年の俳句甲子園の最優秀賞

 を受賞した人だぞ、知らない方がおかしい!」


「え!?そんなすごい人なの!?」


「でも、おかしいですわね

 森山さんは去年はもっと猛々しい感じでしたのに」


「まぁ、彼はあの後に色々あってね

 その話はまた今度にして、今はこっちに集中しよう」


メガネ先輩はそう言ってオーダー表を出す。この紙に出る順番、詠む句を書く。1番最初に誰が行くのか、と周りも思っていただろう、しかしメガネ先輩が1番に名前を書いた。そのあとに順番は決まり、2番は俺。3番はフランセスカ。4番は森山先輩。5番に藤広という順番になった。それぞれの季語は、メガネ先輩が「小春」、俺が「バナナ」、フランセスカが「風光る」、森山先輩が「風光る」、藤広が「小春」、らしい。


「よし、それじゃあ出しにいってくるよ」


俺たちのグループが1番乗りで出したらしく、何番目に戦うか決めれたから最後にしたよ、と聞いた。


「じゃあ待ってる間、少し昔の話でもしようか」


俺たちは小さく円をつくって座った。そのままメガネ先輩と森山先輩の1年前の俳句甲子園の話を聞いたーーー。

新キャラ出てきました。

爽やかメガネくんと根暗そうなヒョロガリノッポです。

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