入学
桜渓といいます。
2作品目を投稿させていただきました
興味のある方はぜひ1作品目も読んでみてください
「今日からここで、俺の高校生活が始まるんだ!」
桜が舞い散る校門で、リュックのショルダーベルトを握りしめて意気込む。この学校で日本一になるんだと心の中で強く決心すると、武者震いがして笑顔になる。
「やってやらぁ」
こうして俺は伝説の第一歩を踏み出したーーー
俺、こと 南 雪弥はこの春から俳句甲子園常連校である米山高校に入学した。俳句で日本一を取りたいがために入った高校だ。必死に勉強してギリギリ受かったので一生分の運を使い果たしてしまった気がする。ギリギリだった理由は元々成績はさほどよくなかったのもあるが、実はそのレベルの高さにある。この学校の偏差値、それはなんと脅威の70!高すぎる!我ながらよく受かったものだ。落第しないことを祈るばかりである。
「えー、まずは入学おめでとう
今日から君たちはこの米山高校の生徒だ
知っているとは思うがこの学校は俳句に力を入れているか
らな、興味があるやつは、というかそれ目当てで来たやつ
も多いだろうから、ぜひ俳句部を見ていってくれ」
担任からの毎年決まりきったようなセリフを聞き、家に帰る。
ーーーその日は入学式と自己紹介で特にこれといったイベントもなく終わった。部活見学は明日かららしい、楽しみだ。
そういえば、自己紹介の時に少し気になるやつがいた。
藤広 加耶、男のくせに女みたいな名前をしているので印象に残った。それ以前に、どこかで聞いたことがある気がするのだが、思い出せず諦めて今日は眠りについた。
読んでいただきありがとうございました
更新は気まぐれなので楽しみにしていただけると嬉しいです




