作者が評価に飢えてるのは分かったけど、評価して読者に何かいいことあるの?
ランキング作品しか読まないという方にはほぼ何の関係もないエッセイです
「評価入れましょう」的なエッセイがランキングに上ってくるたびに感想欄でたまに見かける疑問
「作者が評価に飢えてるのは分かったけど、評価して読者に何かいいことあるの?」
についての私の答えです。
わざわざ否定的な感想を書かないというだけで内心こう思っている方も多いと思います。
先に一行で要約すると「評価入れる読者が増えるとマイナージャンルの作品探しがしやすくなる」という感じです。
①多分評価がないよりはあった方が作者のモチベが上がる
一番言われるやつ。
作者のモチベが下がると、エタったり、人気とりのために急に違う要素が入ったり、「どうせ読まれてないからいいや」と開き直ったり(私はこれ。PVや評価が低いと読者への配慮とかしなくなる)することがあるのでないよりはあった方がいいです。
とはいえ、「評価が内容に影響するような作者なんてそれまで」という方もいると思うので、そう言う方は②以降をどうぞ。
②序盤に見せ場はないけど読まれている作品が埋もれる
でも、「連載作品ってある程度進まないと評価出来ない」という方もいると思います。そういう方も、例えば連載中は☆2~4ぐらいでつけて、完結してから結末を見て真の評価をつけるというのもありだと思います。
何故かというと、序盤で大きな動きのない作品が0☆のままだと、
「序盤の雰囲気も悪くはないけど見せ場に向けて話は進んでいるっぽい作品」
「序盤でエタっている作品」
が平等に0☆になる(ブクマで多少差はつくんでしょうが)ので、評価ポイントの本来の役目である「作品のおもしろさの指標」という役目を果たさなくなるからです。
もちろん「序盤で見せ場がない作品は切る」という方は切った作品にまで☆を入れる必要はないと思いますが、連載中で一応更新されるたびに追っているぐらいの作品であれば☆を入れて欲しいと思います。
③底辺作品の指標
②と内容は被るんですが、人気ジャンルじゃない作品をあさっていると、評価が全くあてにならないと感じることがあります。「まあまあおもしろい」も「序盤でエタってる」もポイントで見るとそんなに変わらないことが多いです。
多分読んだ作品にポイントをつける割合が高い人とそうでない人がいて、おもしろいおもしろくないよりも前者の読者を引けるかという運の要素の方が、作品の内容よりもポイントに占める割合が大きくなっている気がします。
読んだ人のうち、評価つける人の割合が増えると、おもしろさと評価がある程度比例するのではと思います。
④100ポイント以上で絞って検索したときに出る作品が増える
誰かのエッセイか感想で読んだのですが、『小説を読もう』の検索の際、一番低いポイントだと100ポイント以上で絞れるので、それで絞って検索する方がいるらしいです。
もし今読まれてるけど二桁ポイント止まりの作品が100ポイント以上になれば、検索で出てくるようになる訳です。
逆にそれだとヒットする数が多すぎてうっとうしいという方は300ポイントとかで絞って検索すればいい訳です。
時々「なろうでおもしろい作品探すの大変」みたいなエッセイを見るので、マイナージャンル作品に評価入るようになれば多少改善するのではないでしょうか。