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僕と狐と妖怪の何気ない生活.....  作者: 古泉一樹
過去のトラウマ
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意外な過去

僕「まずは僕の過去を話そうかな…」

ラン「過去?」

僕「そう…まあ僕は大学を出たあとに普通に服屋に就職したんだ…」

ラン「作るほう?」

僕「そう…僕は前から手先が器用でね…それで何とか就職出来たんだ…それで普通に働いて生活してたんだ.....」

ラン「別にいいじゃない.....」

僕「ただちょっとした事件があってね.....服屋を首になったんだ.....」

ラン「事件?」

僕「まあ簡単に言えば苦情が入ってんだよ…」

ラン「あなたの服に?」

僕「そうそう…まあ原因は店の店員が雑に扱ったからなんだけどね.....」

ラン「それであなたがクビに?」

僕「うん…それで僕は首になった…そしてヤケになって見返すつもりで服を作った…作りまくった…」

ラン「やけくそになって服を作るって変人ね.....」

僕「まああの時はかなりやられた…そしてこれを売ってみたんだ…」

ラン「売ったの?」

僕「うん…ネット上でね…ブランドみたいに個人経営で…」

ラン「それが今のブランド?」

僕「うん…かなり質がいいと評価されて…テレビにもなんかいか出たほどだよ…まあ続きは次の部屋に行こうか.....」

僕は腰を上げて物置へ向かう.....

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