借金
ケセランパサラン「そんなことはいいんです.....」
僕「あんま良くないけど.....」
ケセランパサラン「猫又さん.....結婚したいんですか?」
猫又「にゃ.....!!んー.....まあ.....ちょっとしたいなーって.....」
コン「というか鬼さんとどこまで行ったの?もう子作りしたの?」
猫又「あー.....まあ.....うん.....」
リン「マジで!?」
猫又「むふー.....まあ.....ね.....」
僕「ふーん.....そっかー.....」
ケセランパサラン「なら結婚しても.....」
リン「そうね.....猫又ちゃんは店もあるし.....金もあるし.....」
猫又「それなんだけど.....兄ちゃんに借金があるにゃー.....開業資金等で手伝ってもらって.....」
僕「まあ二号店はあんまり強く言えないけど.....別にいいのに.....」
猫又「ダメにゃ.....ちゃんと返し切ってからにゃ.....」
僕「うーん.....返しきれるの?」
猫又「.....」
猫又が下を向く.....
リン「いくらあるの?」
僕「言っていいのかな.....これ.....」
猫又「いや.....気が遠くなるからいいにゃ.....ちょっと鬼と寝てくるにゃ.....」
僕「あー.....うん.....すまん.....」
猫又「思い出したくないこと思い出したにゃ.....」
猫又が正気のない幽霊みたいな背中を見せながらリビングを出る.....




