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僕と狐と妖怪の何気ない生活.....  作者: 古泉一樹
学生生活
1570/1700

借金

ケセランパサラン「そんなことはいいんです.....」

僕「あんま良くないけど.....」

ケセランパサラン「猫又さん.....結婚したいんですか?」

猫又「にゃ.....!!んー.....まあ.....ちょっとしたいなーって.....」

コン「というか鬼さんとどこまで行ったの?もう子作りしたの?」

猫又「あー.....まあ.....うん.....」

リン「マジで!?」

猫又「むふー.....まあ.....ね.....」

僕「ふーん.....そっかー.....」

ケセランパサラン「なら結婚しても.....」

リン「そうね.....猫又ちゃんは店もあるし.....金もあるし.....」

猫又「それなんだけど.....兄ちゃんに借金があるにゃー.....開業資金等で手伝ってもらって.....」

僕「まあ二号店はあんまり強く言えないけど.....別にいいのに.....」

猫又「ダメにゃ.....ちゃんと返し切ってからにゃ.....」

僕「うーん.....返しきれるの?」

猫又「.....」

猫又が下を向く.....

リン「いくらあるの?」

僕「言っていいのかな.....これ.....」

猫又「いや.....気が遠くなるからいいにゃ.....ちょっと鬼と寝てくるにゃ.....」

僕「あー.....うん.....すまん.....」

猫又「思い出したくないこと思い出したにゃ.....」

猫又が正気のない幽霊みたいな背中を見せながらリビングを出る.....

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