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20話 お風呂での相談





 五人の可愛い女の子達との幸せな一夜を過ごして目覚めた後、皆で交代でお風呂に入る。俺は静久と一緒に入り、互いの身体を洗って湯船に一緒に浸かる。静久は二人っきりの時はかなり甘えてくるので、一緒に風呂に入ることが日常となっている。今日も互いの身体を洗って湯船に浸かる。


「んん~」


 俺の膝の上に乗りながら、伸びをしてからぽふっと身体を預けてくる。身長の低い静久の頭の上に顎を置いて、しっかりと抱きしめて彼女の体温を堪能する。


「先輩、結衣となずなちゃんは楽しめましたか?」

「っ!? それは……」

「別にいいですよ。ちゃんと私のことも可愛がってくれたらですけれど……」

「もちろんだよ。俺が一番愛しているのは静久だ」

「まあ、それなら構いません。妹達を押し付けたのは私の方ですし。ただし、これ以上愛人や妾を増やすのは何があってもなしですからね」

「わかってるよ。むしろ、俺なんかが五人もの可愛い女の子と関係を持てるなんて思ってもみなかったことだしな」


 そもそも、俺が彼女達との関係が増えたのはオークの媚薬が原因だ。あれを受けた女性は男性のを受け止めて孕まないと完全に収まらないというとんでもない奴だ。現在は禁止薬物とされているし、一度さえしてしまえば抑える薬や避妊薬で対応できだしている。


「これから甲斐性をつけてくださいね。私はもう先輩なしでは生きられないんですから……」

「俺も静久なしでは無理だな」

「ならいいです。あ、例外はお母さんです。お母さんだけはまだどうなるかわかりませんから……」

「そっちは全部静久に任せるから、好きにしてくれていい」

「わかりました。それから将来のことですが、レナやリナ、それになずなちゃん達ですが……もしも別に好きな男性ができたらきっぱりと諦めて祝福してあげてくださいね」

「わかってるよ。結衣は……」

「ありえませんね」

「そうだな……」


 結衣は病んでる部分が結構あるからな。怜奈と里奈は静久と一緒に居たいがために俺の愛人になっているだけだ。俺のことをどう思っているかはわからない。なずなちゃんは心と身体が壊れかけた時に助けてもらえて、俺に幻想を抱いているんだろう。


「考えると三人に手を出したのは間違いか?」

「いえ、必要なことですよ」

「そうなのか?」

「はい。必要なデータが取れましたから」

「もしかして、計測していたのか?」

「そうです。なずなちゃんにお願いして、彼女本人とレナとリナの血液などを採取してモニタリングした後、データを計測してもらいながら先輩と交わっていただきました。これでする前とした後のデータが手に入りました」

「確かになずなちゃんに頼むが最適か」


 なずなちゃんは外見は人と変わらないが、その中身は魔導機械でできている。つまり、高性能なコンピュータということだ。そんな彼女に計測させることで、静久は薬を作る必要なデータを取らせたんだろう。おそらく、そのデータを取ることを条件として、なずなちゃんを認めたのだろう。錬金術師らしく、感情より真理の探究を優先したのかもしれない。いや、アンナさんを助けるためか。


「先輩、私のこと……嫌いになりますか……?」

「いや、そんなことはないよ。俺は静久のことを愛しているからな」

「ありがとうございます。私もです……んっ」


 静久は体制を変えて向かい合う状態になってからキスをする。彼女はそのまま抱き着いてくる。キスをしてから頬擦りしてくる静久の頭を撫でながらゆっくりと楽しむ。


「そういえば今日はどうしますか?」

「食事を終えたら別のダンジョンに行ってみようか。ヴォルフとセナを連れてな」

「リナ達はどうしますか?」

「おいていく。ここで訓練してもらっておこう」

「結衣はどうしますか?」

「今日行こうと思っているダンジョンは調べられている簡単なところにしようかと思っているんだが……」

「結衣がいると楽ですね。といっても、結衣が来るとなると護衛がついてくるよな……」

「残念でしたね。私達が行くだけでも護衛がつきますよ」

「そうなのか?」

「先輩、私達はポーションを量産しているんですよ。自衛隊や政府からしたら必需品です」

「なるほど。確かにそうだな。だが、それは静久だけだろ?」

「いえ、先輩の錬金術兵器も大概ですから。それにダンジョンなどで肢体を無くした人には希望でしょうしね」


 現状だと銃系の職につかないとダンジョンでは銃などは使えないから、誰でも使えるようになるのは便利だろう。俺の錬金術兵器として改造してからなら、ダンジョンでは普通に使えることが判明している。

 ダンジョン内にある自衛隊の基地は大きな入口のある場所にしか作られていない。その上、内部とのやりとりは手紙とかでしかできない。だが、俺の錬金術を使うことで無線機能を持つ車両を改造することで可能となった。

 このことから、とある計画が持ち上がっている。錬金術によって作られたコンピュータを使い、ネットワークをダンジョン内で形成し、結衣のような電脳系の職を持つ者達の力をダンジョン内でも発揮させようとする計画だ。現在、色々と作られており、結衣がソフトウェアの開発責任者となっている。


「どちらにしても、結衣は無理じゃないかな」

「でしょうね。国家の最重要人物ですから」

「結衣がいるだけで電子戦や国内の状況がほぼわかるしな」

「はい。まあ、コンピュータに関しては私が渡した鉄などで制作機械から作り直しのようなので、時間がかかりますね」

「確かに……って、そうだ。里奈の目やアンナさんの症状、万能薬で治せないか?」

「それを手に入れるためにダンジョンに潜るのですが……」

「違う違う。報酬として国に用意させようってことだ。何も俺達が自分で用意する必要はもうなくなっただろ。とくに結衣が家族になったんだから、頼めるんじゃないか?」

「……そうですね。そのように動きましょう。結衣は先輩が説得してください。それと万能薬なども解析してこちらで量産できないか、試してみると言えば喜んで差し出してくれるでしょう」

「そうだな。そのように話しを通してみる。ただ、そうなると今日は……」

「普通に二人で散歩にいきましょうか」

「ダンジョンに?」

「ダンジョンにです。色々と実験したい物もありますしね」

「爆弾とかか?」

「いえ、薬品です。まあ、爆発はしますけれど……」

「やっぱり錬金術は爆発だな」

「ですね」


 弱いモンスターを実験体としよう。すでにいくつかの武器も作ってあるし、これは楽しみだ。






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