第一集
初の二作品同時投稿。
あらすじにも書きましたが、更新が非常に遅いです。具体的には、半年に一、二回程度になると思います。
・有機化合物の三元素
H「…なんで自己紹介とかしないといけないんだよ」
C「いきなりしー達が喋りだしても画面の向こう側の人達がポカンとなるだけじゃない。…というわけで、元素高校二年、みんなのアイドルの炭素ちゃんだよ☆気安くしーちゃんって呼んでね☆」
H「何が皆のアイドルだよ、この腹黒女。後『☆』をつけるな、鬱陶しい」
C「腹黒って何よっ!しーは純粋な女の子なんだから!」
H「はいはい純粋純粋」
C「ムカッ」
O「二人共ぉ、ケンカはやめてよぉ」ナミダメ
H「…ケンカなんてしてないから安心しろ。なぁ?」
C「勿論よ。今のはじゃれあいよ、じゃれあい」
O「……本当?」
H「ああ」
C「ええ」
O「…えへへ、ボクの勘違いか~。良かった~」
H、C(可愛い!)
・改めて
H「元素高校二年の水素だ。よろしく」
O「同じく二年の酸素だよぉ。間違える人がよくいるから言っておくけど…ボクは男だよ~」
C「えっ!?」
H「マジでっ!?」
O「なんで二人が驚くのさぁ」ウルッ
H「いやぁ……その場のノリで?」
C「なんとなく?」
O「…もぅ!二人共知らないっ!」プンプン
H(怒ってる姿も)
C(可愛い……)
・幼馴染み
C「すーいそっ♪」ダキッ
H「うわっ!?…いきなり背後から抱きつくんじゃねぇよ!」
C「別にこれくらいいいじゃない。スキンシップよ、スキンシップ♪」スリスリ
H「だーっ!もう離れろ!」
C「…んもぅ、照れ屋さんなんだから」
H「お前は恥じらいがなさすぎだ!少しは自分の魅力に気付け!俺だって男なんだぞ!」
C「え、あっ……」
H「あっ…やっぱり今のなし!」
O(……二人共仲良しだよねぇ。…小さい時からずっと一緒だったからかなぁ?)
※ちなみに、この後炭素は暫くの間上機嫌でした。
・疎外感
O「この間皆で遊びに行った時の写真ができたよ~」
C「ホント?見せて見せて!」
H「もう現像してきたのか。……へぇ、結構綺麗に撮れてんじゃん」
C「後でベリリウムやナトリウムに見せてあげよ♪」
O「アルミニウム君にもだよ~」
H「……なぁ、気になったんだが……」
O「?…どうかしたの?」
H「なんでどの写真も俺は端っこにしか写ってねぇんだよ!酷いのでは見切れてるし!」
O「…そういえばそうだね……」
C「でも、一番写真に写ってるのは水素じゃない。なんだかんだ言って人気者よね、水素って」
H「んなわけねぇだろ。人気者っていうのは、お前やネオンみたいな奴のことを言うんだ」
C「結構色んな集まりに誘われているじゃない」
H「それはあれだ。五人一組の招待券をもらったのに、四人しか集まらなくてしょうがないからあいつを呼ぶか的なノリで言われるだけだ。この間の日曜日に、ベリリウムの奴に遊園地に半ば無理矢理連れていかれたしな」
C「ハァ!?聞いてないわよそんなの!」
H「なんだ、ベリリウムから聞いてないのか?…なんでも、もらった遊園地のペアチケットが期限ギリギリで、行かないと勿体ないから誘ってみたけど、友達全員に用事があって、仕方ないから俺に回ってきたみたいだぜ?」
C「しー誘われてなかったんだけど!(むしろその日はしーから誘ったけど、用事があるから無理って言われたんだけど!)」
H「そうなのか?…まぁ、あいつは友達多いみたいだし、連絡し忘れたんじゃないか?」
C(あの野郎後でとっちめてやる……)ゴゴゴゴゴ
O(ふえぇ、炭素ちゃんからなんか黒いオーラが出てるよぉ……)ガタガタ
H「……?」
・愉快な生徒会長
H「ふぁ~あ……。朝から全校集会とかだりぃにも程があんだろ……」
O「仕方ないよ~。一ヶ月に一回行うって決まりがあるんだから」
H「…で、今日は何をやるんだ?また校長の長ったるい話か?」
O「ううん、今日は生徒集会をやるみたい」
H「…あぁ、ってことはあの変人が現れるのか……」
O「確かに変わってるけど~――」
「これより生徒集会を始めます。…生徒会長挨拶。生徒会長、お願いします」
?「はい!」
?「――えー皆さん、おはようございます!本日は生徒集会に御集まりいただき真にありがとうございます。まぁ、強制なんですけどね」HAHAHAHA
H(……相変わらずテンションたけぇな。それにあの格好が更に印象を強める。アフロヘアーで、ピカソが描いたような模様の仮面を被った姿。これを変人と言わずして何という)
?「――ご清聴ありがとうございました」
H(どうやら終わったみたいだな……)
~集会後~
C「相変わらず窒素先輩は飛ばしてたわねぇ」
H「というかよくあんなんで生徒会長になれたな。あんなのが街中で歩いていたら速攻で職質されるだろ」
?「貴方も似たようなことされるでしょ?」
H「されねぇよ!……って、硫黄先輩!?」
S「おはよう、炭素」
C「おはようございます」
H「俺のこと無視ですか」
S「何言ってるのよ水素。私は心優しい先輩よ?無視なんてするわけがないじゃない」
H「へー。この前、窒素先輩を座椅子代わりにして座ってた人が心優しいですかー」
S「そうよ。座られていた本人も、『ウッ…これは……ッ!新たな境地オーバートップクリアマインドォオオオオオッ!!』って叫んで喜んでいたから」
H「あの人は特別だから……。しかも、ネタが微妙(?)に古いし……」
C「だが俺はゴールドレアだぜ…?」
H「いや、炭素も無理して乗らなくていいから……」
O「二人共~!何話してるの~?」
H「あっ、酸素……」
S「きゃ~!酸素ちゃん!久し振り~!」ガシッ
O「ふぇっ!?い、硫黄先輩っ!?」
S「じゃ、二人共、私達は今からソックスプレイに勤しむから。それじゃ!」カツグ
O「た、助けてぇ~!」
H(達者でな!)
C(元気でね!)
エガオデテヲフル
O「ふ、ふぇえ~ん!」
・我等が生徒会
N「ふむ、どうやら会計以外は全員揃ったようだな…。では!今より生徒会会議を始める!副会長!今回の議題を発表せよ!」ガタッ
S「分かったからあまり騒がないでくれる?耳が痛くなるのよ」
N「うむ、それはすまなかった」チャクセキ
S「…議題は来月に行われる体育祭についてよ。今日中に種目まで決めるわ」
N「とは言っても、種目は例年通りにする予定だがな」HAHAHA
S「まぁ、そうね。何かいい案が出てくれれば別の話なんだけど……何かある?」
C「そうですね……。すみません、何も思い付かないです」
S「リチウムは?」
Li「私も…思い付きません…」
S「…じゃ、種目は例年通りでいいわね。窒素もそれでいい?」
N「ハッ!バイクに乗りながらカードゲームをするという――」
S「却下。そんなことできるわけないでしょ。それに、今回は体育祭なのよ?身体を動かすのが目的なの」
C(というか、そのネタまだ引っ張るんだ……)
Li「…美味しい……」コウチャヲノム
・ニックネーム
Al「第一回!皆であだ名を付け合おう大会ーッ!」
H「……そうか、それじゃあな」
C「そうね~。じゃ、マグネシウム、一緒に買い物にいかない?」
Mg「いいですね。行きましょう!」
O「あはは…そういうことみたいだから…またね、アルミニウム君」
Al「ちょ、ストップ!ストーップ!」
H「あ?なんだよ?」
Al「なんだよじゃないよ!どうして皆無視するのさ!」
H「別に無視はしてないぞ。ただ単にお前が言った大会とやらの参加者じゃないから気に止めなかっただけだ」
C「右に同じく」
Mg「私も」
O「ぼ、ぼくも……」
Al「今教室内にいるのは俺達だけだろう!君達以外に誰が参加者になるんだ!?」
H「はいはい分かったよ。お前のあだ名はドM。以上、解散」
Mg「そういえば、駅前にケーキが美味しい喫茶店ができたんですよ。これから行きませんか?」
C「ホント!?行く行く!」
H「酸素、一緒に帰ろうぜ」
O「う、うん。そうだね~……」Al「だから待てぃと言っているだろうが!」スイソノエリヲツカム
H「んだよ?まだ用事があんのか?」
Al「当たり前だ!始めに言っただろう!皆であだ名を付け合おうって!」
H「……はぁ、分かったよ。じゃあ、お前が考えた俺達のあだ名を言ってけ。言い出しっぺなんだから全員分考えてるんだろ?」
Al「勿論さ。まずは水素!水素は……『やさぐれレッド』!」
H「(後で殴る)……次」
Al「酸素は……『皆のオアシス』!」
O「(……?)…次どうぞ~」
Al「マグネシウムは『閃光乙女』!」
Mg「(ダサ)……次いいですよ」
Al「炭素は『カイ○キー』!」
C「フンッ!」ミギストレート
Al「」チーン
H「…おい、今の版権大丈夫か?思いっきり固有名詞出てたけど……」ヒソヒソ
O「伏せ字になってたし大丈夫だと思うけど……。」ヒソヒソ
Mg「それに、こんな底辺の小説ですらない話に一々構っている暇はないと思いますよ」ヒソヒソ
H「それもそうだけど、万が一、億が一、いや無量大数が一の可能性があるから、宣伝だけやっておこう。ポ○モンシリーズ大好評発売中!…よし、これでいいだろう」
Mg「イットリウム(Y)さんとかがいてくだされば完璧でしたのに……」
H「Xって誰かいたっけ?キセノン(Xe)さんぐらいしか思い付かないんだけど」
O「どうだろう…。僕には分からないよ……」
H「あっ、そういえばシリーズに炭素出てたじゃねぇか!」※出てはいません
Mg「あぁ…ダイヤモンド……」
O「というか、もうただのポケ○ン談義になってるよ~」
・記号の使い方
H「そういえば、酸素のOって、伏せ字に使えそうだよな」
C「そうね。しーはよくランドルト環なんていわれてよくからかわられたけど。…水素は……あぁ、うん。ごめんなさい」
H「顔を赤らめて謝るのやめてくれる!?なんか恥ずかしい意味しかないみたいじゃねぇか!」
C「うん、ごめん、しーが汚れていただけだから。……それで、水素のHは他にどんな使われ方するの」
H「ヘリポートとか、高いとか……インダクタンスとか………」
C「……全部頭文字ね」
H「うっせ」
超簡素型キャラ紹介
・水素(H)
二年生。男。よく隅っこに追いやられるが、意外と人気者。少々やさぐれている。赤面症持ち。
・炭素(C)
二年生。女。生徒会書記で学校のアイドル。白い部分と黒い部分(黒鉛)がある。水素とは幼馴染み。
・酸素(O)
二年生。男?小動物系の男の娘(←ここ重要)。皆の癒しとなっている。水素や炭素とは大の仲良し。
・窒素(N)
三年生。男。生徒会長。アフロに仮面といった異様な出で立ちが特徴。誰も仮面の下を見たことがない。
・硫黄(S)
三年生。女。生徒副会長。どSの巨乳。酸素のことが大好きでよく拉致っているところを見かける。温泉が大好き。
・マグネシウム(Mg)
二年生。女。キラキラと輝いている瞳が特徴。中途半端な丁寧語で話す。火をつけても発光はしません。
・アルミニウム(Al)
二年生。男。よく皆に弄られるが、いじめられているわけではない。自他共に認めるドM。
・リチウム(Li)
一年生。女。生徒会庶務。先輩(三年生)ズと仲良し。他に書くことが思い付かない。