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神殿の深奥と古の守護者

忘れられた神殿の巨大な扉から一歩を踏み入れる。内部は漆黒の闇で、外の最後の光線さえもこの深みでは消え失せる。

湿った空気と古びた石の匂いが鼻を突く。フィンは私の肩にしっかりとしがみつき、その微かな光が周囲数センチを照らす。

アリスは弓を引き絞り、矢を番えたまま警戒している。


「何も見えない。ここで松明を使うのは賢明じゃないわよね?未知の危険があるかもしれない」

アリスの囁きが反響する。


「君の言う通りだ。だが何とかして周囲を見る必要がある」

私は古代の湖の結晶の力を思い出す。もしかしたらそれが道を示してくれるかもしれない。


結晶をポケットから取り出す。紫と緑の輝きが闇を貫き始める。その光は私たちに十分な視界を与えてくれた。


結晶の光の下、神殿の内部構造が浮かび上がる。長く狭い回廊。

壁には古代の印と風化したレリーフが刻まれている。苔と蔦が至る所に這っている。

天井は非常に高く、闇に消えている。所々崩れた石の塊が進路を阻む。


回廊の奥から微かな風が流れてくる。まるで深部に開いた空間があるようだ。慎重に前進するたび、足元の石は湿って滑りやすい。


「この神殿…何のために建てられたんだろう?」

アリスの声は好奇心に満ちている。彼女の視線は壁の印をたどる。


「遺言によれば、湖の精霊に関わる古代儀式が行われた場所だ。おそらく湖の最も深い秘密を守っているのだろう」

私は説明する。


回廊の終点に着く。目の前に広い部屋が現れた。

部屋の中央には巨大な円形の台座がある。その周囲には湖を思わせる水溜まりと小島が配置されている。

天井は非常に高く、上からかすかな光が差しているが、その源は見えない。


部屋の中央の台座には、座った姿勢の巨大な像がある。苔に覆われているが、威厳を失ってはいない。

目は閉じられ、手は膝の上で組まれている。まるで眠る守護者のようだ。

像の周囲には、これまで見てきた魂の源の印が、より大きく複雑に浮かび上がっている。


「これは…?どんな生き物とも違う。石像なの?」

アリスは矢を構えたまま囁く。


その瞬間、像の目がゆっくりと開かれる。赤く輝く瞳。像の体からエネルギーが放出される。この存在は目覚めつつある。


「何者だ?忘れられた神殿の聖なる眠りを破る者は?」

轟くような深い声が響く。声は部屋の壁に反響し、地面が震える。


「覚悟しろ、リョウ!これは…守護者だ!」

アリスは矢を構えるが、声は震えている。


私も釣り竿をしっかりと握る。これは予想以上の強敵だ。

釣り人として、こんな存在にどう対処すればいいのかわからない。フィンは私の肩で震え始めるが、その目は像の赤く光る瞳をしっかりと見据えている。

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