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神殿の神秘なる扉

苔に覆われた忘れられた神殿の巨大な石扉の前に立つ。空気は神殿が放つ古代のエネルギーで満ちている。

影の存在たちとの戦いで、アリスとフィンの絆はさらに強くなっていた。今、この扉をどう開けるかが問題だ。

フィンが私の肩でそわそわと動く。まるで神殿の秘密を解くのを待っているようだ。


「こんな大きな扉…弓も剣も通用しそうにないわ。鍵穴も見当たらない」

アリスが呟く。弓を下ろし、指で冷たい石の表面をなぞっている。


扉の表面を詳しく調べる。確かに鍵や取っ手は見当たらない。

しかし、風化した石の間に、魂の源で見た「絆」の印に似たくぼみが目に入る。その印は、いくつかの点が結ばれた図形だ。


「何かの仕組みがあるはず。これは鍵ではなく、エネルギーの活性化装置のようなものだ」

湖の守護者たちの遺言を思い出す。遺言には失われた神殿と忘れられた儀式について書かれていた。


遺言の該当部分を再び読む。記号と図面を注意深く調べると、

「神殿の扉の儀式」と題された一連の指示が見つかる。儀式では、特定の魂の源から得たエネルギーを神殿の要石に集中させる必要があると書かれている。


「遺言に手がかりがある。この扉は単なる鍵では開かない。エネルギーが必要なんだ。魂の源を活性化させた時と同じように」


「じゃあ、どうやってエネルギーを集中させるの?それに、どのエネルギーを使うの?」

アリスは眉をひそめる。声は好奇心に満ちているが、少し不安も混じっている。


「遺言では特定の順序が示されている。魂の源のエネルギーをこれらの印に導かなければならない。そしておそらく、フィンの力も必要になる」

説明すると、フィンは自分の名前を聞きつけ、嬉しそうに肩の上で身じろぐ。


扉のくぼみをさらに詳しく観察する。それらは湖の精霊と繋がった魂の源の印に対応していた──

最初は「古の森」、次に「轟きの滝」、三つ目が「霧の沼」。これらの印が扉の異なる位置に配置されている。


「各魂の源の印に触れ、自分のエネルギーをフィンの力と合わせ、決まった順序で扉に導かなければならない」


「わかった、リョウ。必要なことを教えて。私は見張りをしながら守るわ」

アリスはうなずく。弓を構え、周囲に潜む危険がないか目を光らせる。


最初の印に近づく。深く息を吸い込む。

これは湖の過去との絆を確かめる最も重要な瞬間だ。神殿の古代の秘密が、ついに明らかになる。

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