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真実の湖の扉と新たなる次元

「湖の真の心臓は、別次元に存在する」

守護者アラリックの言葉が頭の中で反響する。視線は彼が指し示した壁面の「通路の刻印」に釘付けになる。これは単なる通路ではない、新たな次元への扉だ。『ヴェリディアン・レルムズ』での冒険は、想像以上に大きなものへと変貌しつつある。


手には浄化された湖影魚――今や純粋なエネルギー源となっている。ポケットの古の湖のクリスタルからも力が漲る。フィンが傍らで静かに待つ。我々は旅の準備ができている。


浄化された湖影魚を通路の刻印の上に置く。魚の放つ鮮やかな紫のエネルギーが刻印と接触すると、壁が震え始める。刻印から強烈な光が放たれ、広間を照らし出す。


光は次第に渦へと変化する。渦が門のように開くと、清らかな水の香りと穏やかなエネルギーが流れ込む。この通路は確かに異次元へと通じている。


渦の中を覗き込む。きらめく青い光が満ちている。未知なる体験への期待が高まる。深く息を吸い込む。これは未知への大きな一歩だ。


アラリックがうなずきで承認を与える。彼の知恵深い眼差しが、私の胸に確信を宿す。この任務で私は独りではない。


フィンを見やる。彼も渦を興味深そうに見つめている。小さな体が微かに震えるが、後退りはしない。共に進む覚悟だ。


ゆっくりと渦へ歩み寄る。最初の接触で、涼やかで軽やかなエネルギーが全身を包む。水中を歩いているような感覚だが、確かな足場がある。


進むにつれ、周囲の青い光が濃密になっていく。渦が私を飲み込む。次元移動の瞬間は短いが、強烈な感覚に満ちている。


目を開くと、全く違う世界が広がっていた。これまで見たことのない光景だ。新たな次元が、その威容を現す。


巨大な輝くクリスタルが周囲を取り囲む。紫と緑の光彩を放つそれらは、洞窟で見たものよりはるかに鮮烈で純粋だ。空気全体がエネルギーに満ちている。


足元はガラスのように透明な床。その下を光の川が流れる。クリスタルのエネルギーがこの床を通じて循環しているようだ。


眼前に果てしなく広がる湖。水は以前の湖より澄みわたり、生き生きと輝く。青と緑の光彩を放つ水面。これが湖の真の心臓に違いない。


湖の中央には浮島が。苔と光る植物に覆われたその島には、これまで見た中で最大のクリスタルがそびえ立つ。


空気は深い静寂に包まれる。この場所では時間の流れさえも違うようだ。全てが夢のように現実離れしている。『ヴェリディアン・レルムズ』で最も神聖な場所だろう。


この次元に立って、アラリックから与えられた任務の真の意味を理解する。湖の心臓を救うとは、この聖域を闇から浄化することなのだ。


フィンは私から離れず、この美しさに魅了されたように見える。

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