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街への帰還と新たな餌の探求

洞窟での遭遇後、湖畔での休息も終わりを告げた。新たな戦略を決め、今は街へ戻る時だ。


道中は静かで穏やかだ。ヴェリディアン・リアルムズの平和な自然が心を落ち着かせる。だが洞窟の魔物の姿は、まだ頭から離れない。


街に到着する。人混みも、今回は気にならない。明確な目的があるのだ。


まっすぐエルリックの店へ向かう。新しい釣り餌を探している。特別なものが見つかるかもしれない。


「ようこそ、若き釣り人。冒険は続いているようだな」


エルリックは笑顔で迎えてくれる。


洞窟での出来事を話す。魔物のこと、釣り竿でどう切り抜けたかを。エルリックは熱心に耳を傾ける。


「釣りの腕前で魔物を退けただと?これは驚いた!」


目を丸くする彼の様子に、私もここまでの反応は予想外だった。


「お前に役立つかもしれない特別な餌がある。滅多に使われないものだが」


彼はカウンターの下から埃っぽい箱を取り出す。


箱の中にはきらめく小さな虫が入っている。見たことのない種類だ。


「これは『月の虫』だ。闇で光り、特定の生物を鎮静させる特性がある」


「いくらですか?」


目を輝かせる。まさに求めていたものだ。洞窟の魔物にぴったりかもしれない。期待に満ちた視線を向ける。


「ここまで勇敢な釣り人には、少しサービスしよう」


手頃な値段をつけてくれた。


月光虫を購入する。袋の中のきらめきが安心感を与える。これで準備は整った。


エルリックに礼を言い、店を出る。街の通りも、もう慣れたものに感じられる。


インベントリの月光虫を見つめる。この小さな餌が、次の遭遇で鍵を握るかもしれない。


湖畔へ戻る道。急がない。新戦略を実行する前に、一息つきたい。


ヴェリディアン・リアルムズでの緩やかな冒険は、いま戦略的な深みを増している。だが私の求める平穏は、依然として最優先だ。

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