洞窟への道と最初の危機
古代の地図の一片が示す旅が始まる。湖畔を離れ、新しい釣り竿とガイドブックを携え、北西の山地にある隠された洞窟を目指す。
夜の闇がゆっくりと降りる。星空が道案内をするように輝く。道は最初は見慣れた小道だったが、次第に険しい地形へと変わっていく。
街の明かりが背後に遠のく。ヴェリディアン・リアルムズの野生の自然が私を包み込む。木々のざわめきと風の音が、新たな冒険のBGMとなる。
道は徐々に上り坂になり、岩場が多くなる。木々もまばらになっていく。
地図の記号が進路を示す。一つひとつの印が正しい道を確認させてくれる。宝探しのようだ。
しばらく進むと、小道はますます狭くなる。高い岩壁に囲まれ、空気が冷たく澄んでくる。まるで洞窟に近づいているかのようだ。
隠された洞窟の入り口を探す。地図は特定の岩の形成を示している。目を凝らして一つひとつの窪みを調べる。
深い渓谷の縁で、苔に覆われた狭い隙間を見つける。これが地図の示す入り口に違いない。
洞窟の口から冷たい風が吹き出す。内部は漆黒の闇だ。懐中電灯も持っていない。
一瞬躊躇う。これは釣りとは全く異なる状況だ。胸に小さな恐怖が芽生える。
しかし好奇心が勝る。月光の粉と司書の秘密が私を呼んでいる。
ゆっくりと一歩踏み入れる。足元の湿った岩は滑りやすい。内部はかなり狭い。
数歩進むと、背後からの光が完全に消える。完全な闇に包まれる。
手探りで進む。壁の湿った苔を感じる。空気が重く淀んでくる。
突然、前方の闇から唸り声が聞こえる。足を止める。聞き覚えのない音だ。
闇から赤い目が光る。大きな影が浮かび上がる。魔物だ!
剣もない。鎧もない。戦う装備は何もない。恐慌が襲ってくる。
魔物が襲いかかってくる。急いで後退する。これが私の初めての真の危機だ。




