表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/94

洞窟への道と最初の危機

古代の地図の一片が示す旅が始まる。湖畔を離れ、新しい釣り竿とガイドブックを携え、北西の山地にある隠された洞窟を目指す。


夜の闇がゆっくりと降りる。星空が道案内をするように輝く。道は最初は見慣れた小道だったが、次第に険しい地形へと変わっていく。


街の明かりが背後に遠のく。ヴェリディアン・リアルムズの野生の自然が私を包み込む。木々のざわめきと風の音が、新たな冒険のBGMとなる。


道は徐々に上り坂になり、岩場が多くなる。木々もまばらになっていく。


地図の記号が進路を示す。一つひとつの印が正しい道を確認させてくれる。宝探しのようだ。


しばらく進むと、小道はますます狭くなる。高い岩壁に囲まれ、空気が冷たく澄んでくる。まるで洞窟に近づいているかのようだ。


隠された洞窟の入り口を探す。地図は特定の岩の形成を示している。目を凝らして一つひとつの窪みを調べる。


深い渓谷の縁で、苔に覆われた狭い隙間を見つける。これが地図の示す入り口に違いない。


洞窟の口から冷たい風が吹き出す。内部は漆黒の闇だ。懐中電灯も持っていない。


一瞬躊躇う。これは釣りとは全く異なる状況だ。胸に小さな恐怖が芽生える。


しかし好奇心が勝る。月光の粉と司書の秘密が私を呼んでいる。


ゆっくりと一歩踏み入れる。足元の湿った岩は滑りやすい。内部はかなり狭い。


数歩進むと、背後からの光が完全に消える。完全な闇に包まれる。


手探りで進む。壁の湿った苔を感じる。空気が重く淀んでくる。


突然、前方の闇から唸り声が聞こえる。足を止める。聞き覚えのない音だ。


闇から赤い目が光る。大きな影が浮かび上がる。魔物だ!


剣もない。鎧もない。戦う装備は何もない。恐慌が襲ってくる。


魔物が襲いかかってくる。急いで後退する。これが私の初めての真の危機だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ