12月6日【姉の日】
私は、弟がいる長女である。
姉ぽっくない私。なんでだろう?
家族は全員私を「めぐみ」と呼ぶ。
弟も私のことを「めぐみ」と呼ぶ。
呼び名のせいか姉ぽっくないんだよな、私。
親しい友達も「めぐみ」と呼ぶ。
めぐみがクラスに何人かいる時は、カワイイ方が「めぐ」で、私は「イバ」「ラッキー」「ガチャ」などのあだ名で呼ばれる。
イバは、苗字から。
ラッキーも、苗字から。
ガチャは、前歯から。(ガチャピン)
私の中でめぐと呼ばれる子はカワイイ子だと思っている。
ちなみに旦那には「みぐみ」「どすん」「嫁」と呼ばれている。
私が姉だなと思うところは特になく、弟の方がいろいろと優れている。
弟は私を見て、いろいろ学ぶのだろう。
姉で覚えている思い出がある。
「お姉ちゃんなんだから、我慢しなさい。」じいちゃんによく言われていた私。
なんで、私だけ我慢しなきゃいけないの?
わけがわからない。
「好きでお姉ちゃんになったわけじゃない!」じいちゃんに言い返した。
「お姉ちゃんだからとか、弟だからとか言っちゃダメ!」とお母さんも怒ってくれて、嬉しかった。
じいちゃんは時々、男だから泣いちゃダメとか、女だからスカートがいいとか、決めつけていた。
それもあまり好きじゃなかった。
スカートは嫌いだった。
私服はほとんどズボンを好んではいていた。
お母さんは自分の好きにしたらいいとよく言っていた。
お父さんも同じで自分で決めたら?といろんなものを選ばせてくれた。
私は、お姉ちゃんだから我慢しなきゃいけないことはほとんどなく、のびのび育った。(少し貧乏だったが…)
おかげで私はお姉ちゃんぽっくないのだ。
姉も弟も平等。女も男も平等。
じいちゃんにとっては私はお姉ちゃんで女だけど、お父さんとお母さんにとっては私は私なのだ。
我が家は、平和。
世界も同じくらい平和だといいのになと思った。