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第三話 没ネタの話

今回はある程度考えたはいいけど、没になったネタです

 当然ですが、没にしたネタはたくさんあります。「異世界行ってもチーム・グリフォン!」は基本ラシェルの一人称なので、活躍がどうしてもジェラード中心になりかねません。具体的に言うと、ヒューイとカイルの活躍の場が少なくなります。

 あと、冒険者的なことはしないだろうなぁ、ということで薬草採取とかゴブリン退治とかはしない方向性で。というか、人型のモンスターを鉱山のコボルト以外出してなかったなぁ。なので冒険者ギルドの出番も少なく、ダンジョンも基本行かないことに。それでも結構頑張って事件を書いたものです(自画自賛)

 あと、定番の学校ネタと闘技場ネタは止めました。学校は生徒になれない人ばかりだし、闘技場もネタは考えましたが、諸所の事情で止めました(多分後述)


1.ジェラードに魔法を使わせる

 一回だけ使った身体強化の魔法の反動が酷かったのと、色々面倒になったので魔法の研究をしてなかったジェラードですが、実はこっそり取得していて、ってアイデアが。

 で、面倒他の理由でラシェルにも隠していたのですが、誰かの攻撃魔法からジェラードをかばってリーナが瀕死の重傷を負ってしまい、激おこして次の魔法を力任せにキャンセルしながらも、再生レベルの魔法でリーナを癒して…… みたいな展開を考えたのですが、没に。なんかそこまで行く流れが思いつかなかったので。

 で、これが「霧の夜の殺人者」の元になったわけですが。


2.闘技場ネタ

 上で闘技場はしないと書きましたが、あれは嘘だ(そうじゃない)

 素手格闘ステゴロの部にエントリーしたカイルが決勝でカイルと同じくらいの体躯の女性に出会う。彼女は頭から角が生えていて、話に聞く「魔族」ではないかと思うつつも、殴り合いが始まる。徐々にカイルが優勢になり、しかも手加減されていることに気づいた彼女は負けを認め「次は勝つ」と闘技場を去っていく。

 実は彼女はこの世界の「魔王」の一人で、後に装甲服を着たカイルたちの前に立ちはだかる。装甲服が魔素マナを変換して電力に変えるシステムで稼働していることに気づいて、周囲の魔素を使えなくして装甲服を止めたところで、内部電源に切り替えて無双。

 最後は装甲服を脱いだカイルとまた拳で語り合った後に和解、もしくは恋仲に、みたいな感じで。

 ここまでプロットがあって、何故没にしたかといえば、色々理由はあったのですが、闘技場に行くにはどうしたらいいか、とか、魔王でラスボスにしていいものか、とかあって。特に闘技場に関しては、どこにあるのか? と。王都に置いていいものか否か。

 ……というか、都市の大きさのイメージを固めてなかったのですよね。人口とか大きさを明記してないのもそれでw

 そんでプロットを切り崩して「魔素から電気を生み出す筒」「角の生えた大柄の魔王の女性」を登場させました。

 元々、最初のプロットではカイルはもっと活躍させてモテモテwになる予定でした。でも逆にカイルのお相手になりそうな女性って相当タフで、かつ「いい女」じゃなきゃならないのですよね。


3.オムニバス形式でランダム転移ネタ

 迷宮なり謎の魔道具なりで、ジェラードと女の子誰か一人が異国に飛ばされて、助けが来るまでにそこで起きた問題を二人で解決する、みたいな話。

 えぇえぇ、そんな異国を設定するのが面倒でしたよ! それにオムニバスにするとはいえ、一人当たり一エピソードくらいの長さにしないともったいないわけですし、そうなると延々と長くなりそうで断念。

 というか、そんな状況になるまでの道筋が思いつかなくて断念。

 これは分かりやすいと思いますが、ジェラードとのデート話の元になっています。

 女の子たちとジェラードたちのデート→何が起きたらそうなる?→ジェラードが大浴場に乱入→なぜそんなことが起きたのか?→徹夜で作業で寝ぼけた→何を作った?→電力供給のための魔素を電気に変換する魔道具。

 と次々に連想をしてプロットを構築。

 その前段階として、それまで太陽光で発電していたところで、電力不足になる描写をひっそり入れておいたわけで、と。

 意外とあちこち繋がっているものです。


4.魔獣の襲撃ネタ

 魔獣の襲撃により、ラシェルとリーナが孤立。オーガみたいなモンスターに立ち向かうが、反撃を受けてリーナが戦闘不能に。彼女を抱きかかえながらも迫るオーガ。最後の瞬間に思わず目を閉じて……

〈パンサースラッシュ!〉

 と、スポーツカータイプのダッシュパンサーが颯爽と現れて、中からジェラードが……

 って、シーンを思いついたのですが、どうやったらそういう状況に陥るのか分からずに断念。というか、ごくごく初期に考えたネタでパンサーがピックアップトラックになるとは思ってもいなかった頃でw


 と、とりあえず自分で読み返しても、このネタは使われることないだろうなぁ、とは思います。今宵はこの辺で。

お読みいただきありがとうございます

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