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異端ノ狩人  作者: かっぱ
4/7

竜人

評価等よろしくお願いいたします。

 少女を抱えて街へと急いで走る俺。変な目で見られたらどうしよう。でも、人の命には変えられない


「こんなことならもっと上位の回復魔法覚えておくんだったよ」


そう、ため息をつきながら全力で走る。もうすぐ着きそうだ。あれ、門の前に誰かいるな、あれは・・


 「あ、リュートさーんお帰りなさい、て、その後ろの、お、女は、だ、誰ですか?」


アリアさんだった。なんか少しどぎまぎしている、ようだけど、どうしたんだろ?。


 「森でけがしているのをしているのを見つけて、命に別条はないようなんですが、かなり重症の様なので戻って来たんです。」


「えーーーー、火竜種の討伐はどうしたんですか?」


「ちゃっちゃと倒してきましたよ。」


「え、Bランクモンスターをこの短時間で、、、いえ、リュートさんですもんね、えっと、回復用ポーション持ってきますね。」


「あ、すみません、ありがとうございます。」


そう言うとアリアさんは走っていった。そういえば、アリアさん俺の帰りを待っていてくれたのか。

心配してくれていたのか?、その割にはさっきいろいろ言われた気がするが、まぁ、いいか、

 そういいながら少女に回復魔法をかける。しかし、よく見ると

この子凄く美人だな。いや、決してそんな目では見ていない、断じてない俺はロリコンではない。


「何かあるな?」


少女の体の隣に何かの感触がある一体なんだろうか。見てみると、鱗に包まれた艶のある尻尾があった。尻尾 尻尾 しっぽ しっぽ しっぽってこの尻尾は竜人族のもんじゃーねーかああああああ。

竜人族確か師匠から聞いた話だと龍を信仰していて非常に高い戦闘能力を持っているが、その反面

繁殖力が弱く数が多くない、また、普段は山脈を超えた龍王の巣の付近で集落を作って暮らしている。しかし、昔は稀にその集落から出てくる竜人族がいたそうなのだがその者たちを人間が高い戦闘能力や美しい鱗などを狙って捕まえる者が出てきて、それに激怒した竜人族と人族は激突しどちらが

勝も負けるもなく決着したが、それ以来竜人族と人族も小競り合いは続いており、特に竜人族は人族が大っっっっっ嫌いなのらしい、なんってこったいこれで目が覚めて


「屑、塵、カス、死んでいたほうがましな生物、ゴキブリより低俗ね」


「なんて事を言われたら、俺のメンタルが死ぬ、さらには、立ち直れなくなるかもしれない。

これは、大問題だぞ、それに、この子がとてもいい子だとしても人間の街じゃ生きずらいだろうし

何より、この子がどこからなんでここにいるのかも謎だから、どんな危険があるかわからん。」


例えば、一番ありそうなのは追手が来るとか、後は、この子の中に怪物が封印されているとか。

まぁ、この子が目覚めればすべてわかるだろう、それより、今はこの子の回復だ。思考がまとまったころ、アリアさんが大きな箱を持って帰ってきた。


「リュートさん、ハイポーションギルドにあるだけ持ってきましたよ。」


「すみません、ありがとうございます。」


ポーションは、ローポーション、通常のポーション、ハイポーション、フルポーション、そして、

伝説の秘薬のエリクサーに分かれる。フルポーションは相当位の高い人や大金持ちしか、持っておらず、エリクサーに行ったっては、まず、存在すら怪しいと言われている。だから、基本はハイポーションが最高品質品だ。それを箱ごと持ってきてくれたんだ。これであの子も大丈夫だろう。だが、確かポーションを飲ませればいいわけじゃないはずだ、、ケガやの程度や病気の程度で飲ませる量が変わるから、注意が必要らしい。また、飲ませすぎると毒になるらしい。気をつけて飲ませなければ。


「えーと、どんくらい飲ませたらいいんですか?アリアさん」


「そうですね、う~んと、骨折程度で一本ですから、二本半ってところでしょうか。って言うか¥この子竜人族じゃないですかーーーー。」


「そうなんですよ、やっぱりいろいろまずいですかね?」


反応が心配で思わず、聞いてしまう。


「まぁ、少なくとも私は竜人族を害とは思っていないので大丈夫ですが、街の人はわかりませんねー

てか、リュートさん手が止まってます。早く飲ませてあげてください。」


「あっ、はい。二本半、二本半と」


「あと、今回は傷が治っても、身体的なので目はすぐには覚まさないと思います。なので、宿屋で休んだほうがいいと思うので私が手配しておきますね、その子が竜人族だってばれない様に。」


アリアさんからいろいろ、教えてもらいながら竜人の少女にハイポーションを飲ませていく、すると

みるみるうちに少女の痣や傷跡が消えって行った。しかし、ほんとにすごいなポーション。






アリアさんの協力で何も疑われることなく、宿屋に入れた、あの子ベッドに寝かせて自分も寝ようとした。


「いやあ、いや、行かないでぇ」


その時、少女がベッドの上で声をあげていた。とても悲しい親に助けを求めるような声だった。それは、そうか、どんな理由かしらんが、普通は山奥に住んでいるのに、こんな町の近くまで、しかも、ぼろぼろになって来たんだ。こんなに小さい子が不安になって当然だな。そうだな、いきなり触るのはよくないから、せめて、一緒にいてあげようと思い、少女の近くに行くのであった。



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