表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
侵略者の夏やすみ  作者: 碓氷烏
第五話
40/121

第五話5(ラジオサイド)

これは第五話5で出てくるラジオのシーンをラジオパーソナリティ側から見た特別編です。

本編と合わせてお楽しみください。

加藤「お送りした曲は5ジオキもとい木島ビデオで『朝に耕す』でした。高崎駅新幹線改札口横、FM高崎オープンスタジオからお送りしています『ストリートタカサキ』、お相手はわたくし加藤としひとと」

木島「シンガーソングライター木島ビデオと」

アイリス「シンガーソングライター綾繁あやしげアイリスで~す」

加「このあと3時55分までの生放送です」

木「あと1時間も!?今週あと1時間も放送できちゃうの!?」

加「毎週やってんだよ。いやそれよりもね木島さん、たった一週間でこんな名曲を作るなんてあなたやっぱ天才ですよ」

木「そうでしょ加藤君!まるでどっかで聴いたことのあるようなコードと聴き馴染みのありそうなフレーズと斬新だけど何故か耳が覚えてる構成……」

加「要するにあの曲のオマージュだろっ!」

ア「加藤さんちょっと見てください。あの曲にめっちゃ食いついているスライム系美少女がいますよ」

加「え、何スライム系美少女って……。原宿の新しいファッションかなにか?そんな美少女がいるわけ……ってホントにスライム持ってる!?」

ア「でしょっ!?あの娘めっちゃかわいくないですか!?何かのモデルの子かなぁ?パッと見外国の人っぽいけど」

木「この番組ってさぁ、基本みんな素通りするか遠くから変な動物を見るような目で僕らのこと見てるじゃん?でもあの娘、ガラスにベッタリ張り付いて見てくれてるよ」

加「やっと世界が僕の魅力に気づいてくれたのか。とりあえず番組終わったらアドレスでも聞いて……」

ア「加藤さんセクハラなんでやめてください」

加「それだけでセクハラ!?」

木「ねえねえねえ、せっかくだからちょっと聞いてみようよ。お嬢さんお嬢さん、そっちの天井にマイクあるから喋ってみて」

「ーーーーーーーー」

木「うん聞こえる聞こえる。ねえねえ、さっきの曲どうだった?ミリオン行けると思う?」

「ーーーーーーーー」

木「曲って何ですか?あ、さっき流れてたミリオンヒット間違いなしの曲」

加「自分で言うかよ。それにしても結構日本語流暢だよね。ずっとこっちに?」

「ーーーーーーーー」

加「マジでっ!2週間ぐらいでそんなペラペラなん!?すげえ!!」

「ーーーーーーーー」

加「えっ?宇宙船にある翻訳機能を?」

「ーーーーーーーー」

加「この星に合わせてるから?」

木「へ~最近の翻訳機ってのは星まで指定できちゃうんだ」

加「んなこたねえだろっ!でもこれもしかしてとんでもない原石を見つけたんじゃない?」

木「僕も思った。もしかしたらどっかの群馬住んでます芸人より面白い娘なんじゃない?」

加「木島さん、それ言っちゃダメ」

ア「ねえねえ、ずっと気になってたんだけどそのスライムって映画館のとこのユーフォーキャッチャーの景品?」

「ーーーーーーーー」

木「わたしたちの星の、……えっ?」

ア「えっそれブラな……」

加「おーーーーい!?よくわかんないけどこれ以上言うな!」

ア「あ、彼氏来た」

加「彼氏いるのかよっ!?あーもう彼氏がどっか連れて行ったから堀田さん次のコーナーのBGM準備して!変わっては!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ