いつもの夜だなぁ
いつもの夜だなぁ
天井の灯りを見つめているだけの時
かろうじて電気式ヒーターのファンが回る音だけが
伝わって来るようだ
他は無音だ
ぽつんと一人で布団に入りながら 眩しいなぁと
天井の灯りを見て思う
となりでは わんこ君が
私の腕に重い頭を載せながら すやすやと鼻息をしながら眠っている
それにしても寒いなぁと
感じながら毛布の二枚重ねを見る
せめて掛け布団でもあれば
良いのだが
今は この毛布二枚しかなくて 仕方ないなぁと
独り言をつぶやく
さすがに わんこ君では
アンカ代わりにはならず
セーターを着ていても
寒さは感じてくる
そろそろ午後8時だから
天井の灯りを消して
眠りに着くとするか