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更新しました

『ピッポーン!』


 次の「お知らせ」は直ぐきた。確認。


『 図鑑ボックス・緊急更新のお知らせ


 図鑑ボックスのご利用、ありがとうございます。こちらとしましては、もう少し課き……ご利用の頻度をもう少々上げていただきたいと考えております。そのため、この度ある機能を付け足すために、緊急更新を行う運びとなりました。更新を行う間は図鑑ボックスがご利用できませんので、ご注意ください。ただ、今回は緊急という事もあり、一時間ほどで終了予定です。今後は事前に更新のお知らせができるように鋭意努力させていただきますので、この先も何卒よろしくお願いいたします。


 開発に携わる神一同 』


 読み終えると、勝手にステータス画面が消えた。

 多分、更新に入ったんだろう。


 ……でも、色々文句言いたい。

 まず、課金を促すような文を載せるのはどうなのだろうか?


 本当に緊急で、添削する時間がなかったのかもしれない。

 あとは、「お知らせ」の方で鋭意努力されても困る。


 努力の方向性が間違っているというか、そうじゃないと直接言いたいけど、これも緊急だから直す暇がなかったのかもしれない。


 とりあえず確かな事は、更新待ちの状態になった訳だ。

 俺ができるのは、変に延長せずに更新が終わる事を祈るのみ。


 あとは、これだけ言っておかないと。


「多分、どうにかなると思います。ただ、それに少々時間がかかるのと……多分お金が必要です」


 ここぞとばかりに課金させそうな気がするので。

 全員、ポカン……である。


 いや、ヴィリアさんだけは、俺のスキルを正確に知っているので、苦笑いだった。


     ―――


 更新が終わるまで待つ事になった。

 できれば、その間にラロワさんからヴィリアさんの話を聞きたかったのだが、本人からストップが入り、断念。


 国王であるラロワさんも、ヴィリアさんには頭が上がらないようだ。

 その代わりという訳ではないが、瞬間移動魔法で出た先が城なのは、ラロワさんが関係していた。


 瞬間移動魔法はヴィリアさんのオリジナルで本人にしか使えないとはいえ、秘匿するべき魔法でもあるので、厳重管理する必要があるそうだ。


 あとと他にももっともらしい理由を色々言われたけど、要は心配なだけ。

 ラロワさんの表情を見ればわかる。


 親を心配する子、そのものだった。


『ピッポーン!』


 そうこうしている内に、更新が終わったようだ。

 大体……一時間くらい?


 延長にはならなかったようだ。確認。


『 図鑑ボックス・緊急更新完了のお知らせ


 図鑑ボックスのご利用、ありがとうございます。無事、更新が完了しましたので、課き……存分にご利用ください。今回は一つの機能を追加しました。これで、現在起こっている問題にもバッチリ対処できますので、是非とも追加機能をご利用ください。それでは、今後も何卒よろしくお願いいたします。


 開発に携わる神一同 』


 ……とりあえず、その機能を確認してみよう。


 ………………。

 ………………。


 隅々まで確認した結果、確かに新たな機能が追加されていた。

 それが、これ。


『 白金貨ガチャ 』

 一回、白金貨5枚で回せる。一回限り。

 願いを込めた白金貨を投入すると、その願いが邪なモノではない限り、神々がその願いを叶えるためのアイテムを与える。


 というモノ。


 一回限り……か。

 クリスマス、もしくはお正月とかにある、最高レアリティが当たる特別なガチャを模している感じかな?


 大抵、自分が求めるキャラは出ないけど。

 でもこれは、それより確実性が高いのは事実。


 でも、普通こういうガチャは抑えた金額だよね?

 なんで逆にバカみたいに高くなってんの?


 特別感の演出だろうか?

 露骨に金回収にきたな、これ。


 寧ろ、今回のためのガチャでしょ、これ。

 さすがに個人で出せる金額ではないと思う。


 国が相手だから、これぐらいは出せるでしょ? という思惑が透けて見える。


「変な顔になっているけど、どうしたんだい?」


 俺の変化を敏感に察知してくれるヴィリアさん。好き。

 この中で一番の俺の事情通なので、早速報告。


「………………」


「……という訳なんですけど」


「………………色々と言いたいけど、それで問題が解決するんだね?」


「みたいですね」


 さすがに嘘ではないと思う。

 ヴィリアさんは少しだけ考えたあと、ラロワさんに言う。


「ラロワ。白金貨を5枚用意しな。それで解決だよ」


「白金貨を? ……わかりました」


 用意してくれるらしい。

 ラロワさんがチリンチリンと鈴を鳴らしたかと思うと、老齢の執事が入室してくる。


「お呼びでしょうか?」


「白金貨を5枚用意してくれ」


「かしこまりました」


 出て行く執事さん。

 ……俺もあれやりたい。


 鈴鳴らして、誰か呼びたい。

 でも、呼びつける用事がないな、俺。


 それに、そもそも自分でやった方が早いと思ってしまいそうだ。

 そんな事を考えている間に、老齢の執事さんが白金貨5枚を持ってきた。


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