表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
100/151

確認してみました

 ヒュルム湖まで――正確には、そこから一番近い町まで向かう事になった。

 それは別に構わないのだが……。


「国王と王妃が揃って出て大丈夫なんですか?」


「問題ないよ。宰相がどうにかしてくれる。それに、目下一番の問題は水の高位精霊だからね。何しろ、国の存亡に懸かっている」


 要は、これが解決しないと、他の事に手を出しづらいというか、集中できないそうだ。


 向かう手段は、馬車。

 初めて乗りました。


 流れる景色は、面白かった。最初は。

 町中は何を見ても目新しいし、自然も森以外のところは初めてだし、楽しい。


 でも、次第に慣れてくるというか、慣れると暇だ。

 リュオとリュヒは同じ馬車に乗っていて、楽しそうに流れる景色を眺めている。


「まっ、我の方が速いな。しかし、動かずして移動できるのは面白い」


「景色も空から見るのとは随分と違うのね」


 そう言いつつ、醸し出されるイチャイチャの雰囲気。

 チェンジで。


 リュオとリュヒを別の馬車に。

 もしくは、ヴィリアさんと俺を一緒の馬車にして欲しい。


 ヴィリアさんは、王族専用の一番大きな馬車で、ユルドさんとアイシェさん、ラロワさんとシリスさんと一緒に乗って、今後の事を話し合っているそうだ。


 難しい話に参加できるとは思えないけど、そっちに移動したい。

 ヴィリアさんと一緒というだけで、俺の中のSAN値は保たれる。


 まあ、その次に大きい馬車が今乗っているヤツなので、快適っちゃ快適なんだけど。

 でも、やる事が本当にない。


 ……いや、あるにはあるか。

 その前に、聞いておかないと。


 馬車もずっと走り続ける訳ではないので、休憩する時に聞いてみる。


「ラロワさん。ガチャで当たった他のモノだけど」


「ああ、それは義母と相談して、ハクウくんへの報酬の一部としたから好きにして構わないよ」


 今回の件に関する報酬の一部になっていた。

 ヴィリアさんの提案っぽいな。


 あとでありがとうと、感謝の言葉を伝えておこう。

 という訳で、馬車で移動している最中に、金ガチャで当たった他のモノを確認しておく。


 ……「生命の核」5個は、今更なので気にしない。

 使い道に関しては、シャールさんと相談かな?


 欲しがっていたというのもあるけど、さすがに5体分となると、参考にするのが選り取り見取り過ぎて選べない。

 ……ここは、5体合体というのはどうだろう?


 ………………ピンとこないな。

 というより、戦隊モノが大抵5体合体だから、そっちばっかり知識として出てくる。


 あれもデザイン的に好きなのとか、多いんだよね。

 3体合体ならピンとくるのが色々あるけど……最低でも3個は自分用に確保しておこうかな。


 なんだったら、残り2個はシャールさんが買い取ってもらってもいいし。


 なので、他のを見ていく。

 あとは、「宝石花ジュエルフラワー」、「ユニークスキル『限界突破』」「神脚ゴッドレッグ」の三つ。


 一つ目。「宝石花」。


『 宝石花(神器)

 宝石のように輝く花。観賞用。ただし、宝石ではないので注意。

 耐久度は宝石並だが、自然に枯れる事はないため、神器扱い。

 好感度上昇効果アリ。

 愛しい人への贈り物にどうぞ。 』


 アイコンは、輝く透明の花。


 ……正直、使い道がないな。

 いや、ヴィリアさんに………………喜んでくれるかな?


 ちょっと花を贈って喜ぶ姿が想像できないというか、実用的な物の方が喜ばれそうな気がする。

 とりあえず、保留。


 二つ目。「ユニークスキル『限界突破』」。


『 ユニークスキル『限界突破』

 使用すれば対象者に「限界突破」スキルを与える事ができる。 』


 アイコンは、「限界突破」と文字が書かれている。


 ……ん? これだけ?

 いや、確かにその通りかもしれないけど、もっと具体的な内容は?


 実際に得ないとわからないという事かな。

 まあ、これに限っては言葉通りだろうから、別に困らないけど。


 というか、ユニークスキルも当たるのね。

 いや、ユニークだからこそかもしれない。


 普通のスキルではないって事だし、神器そういう扱いでもおかしくない訳か。


 三つ目。「神脚」。


『 神脚(神器)

 神の如き力を宿す両脚。神器。

 ただし、片脚だと本領発揮しないため、両脚使用がオススメ。

 両脚に触れさせる、もしくは、失っていても添えさせれば宿す事ができる。 』


 アイコンは、ロングブーツのようなデザイン。


 正直、俺はこれが怖い。

 文章に「神の如き」と書かれているのだ。


 それがどれだけの力なのか……想像したくない。

 自分で使えば……と考えてみるが、正直使いこなせる自信がない。


 それに、失っても宿すって……それって実質再生じゃ……。

 これは死蔵案件……かな?


 少なくとも、世に出していいモノではないような気がした。

 一人で答えが出なくて、頼りにできる人が居るのなら聞いた方がいいに決まっている。


 なので、休憩時にヴィリアさんに相談した結果、どれも使い道は俺が決めてもいいけど、その前に必ず相談するように、と言われた。了解。


「生命の核」も含めて使い道を考えている間に、目的の町まで辿り着く。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ