表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/98

幼馴染

体をゆさゆさと揺らされて目が覚める。

寝ている振りのつもりが本当に寝てしまっていたみたいだ。

重い体を持ち上げると、そこにはニヤニヤした園田の顔があった。

「あれ?ほんとーに寝てたんだ。おはよう、りき。もう予鈴なったよ。あと3分で授業だよ。寝たまんまだと先生にまた怒られちゃうぞー。」

「はぁ……」

「なにその反応酷い!せっかく起こしてあげたのにさ。」

ため息をついた私に園田はワンワンと文句を言っている。

「それにりきはいつも——」

「えっと、」

興奮する園田を遮るように佐藤が会話入ってきた。

「鈴木さんとのこちーさんは仲が良いんですか?」

「うんっ。幼馴染だからね。それにりきには僕以外に友達はいないよ。」

「そ、そうなんですか。」


その後も園田は私のことを勝手にペラペラと喋り続けた。

確かに彼女とは幼馴染だが、子供の頃から家が近所だっただけで、特別仲がいいわけでもなかった。

それに彼女は誰にでもあんな感じだ。

向こうも私に何か思うことがあるわけではないだろう。


「そいつ、のこちーなんて誰にも呼ばれてないけど」

園田と佐藤のほぼ一方通行の会話の合間に、ふと佐藤に話しかけると、二人は目を丸くして黙ってしまった。

そうなんですかと苦笑いする佐藤。

その苦笑いは誰に向けられたものだろう。


「あー、りき、やっぱり起きてて盗み聞きしてたな。変態っ!」

「いや、アンタは初対面の相手にいつもその嘘ついてるでしょ。」

「もーっ」と怒る園田をから目を逸らし、横目で見た佐藤は笑っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ