表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/98

金髪

私は好奇心を抱いていた。

鈴木のことが気になる。

私が転校してきたこの学校は比較的偏差値も高く、校風は穏やかで生徒も皆真面目な印象だ。

クラスの生徒のほとんどが黒髪でいかにも大人しそうな見た目の中、彼女の金髪は異質で特別だった。

もちろん、彼女のように派手に制服を着崩してる生徒もいない。

それどころか、シャツの第一ボタンまで律儀に閉めている生徒の方が多数派だ。


担任の先生がホームルームを切り上げてすぐに、私は鈴木に話しかける事にした。

試しに自己紹介をしてみたものの、空返事をされただけで会話は続かなかった。

私に興味がないのか、それとも私と会話をする事を拒否しているのか。

その後すぐに彼女は机に伏せてしまった。

どうやら後者のようだ。


下の名前ぐらいは聞きたかったが、今は無理そうだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ