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着替え

りきと別れて家に入る。

「ただいまー。」

返事は返ってこない。

パパもママもこの時間は仕事をしてる。

部屋に戻ってクローゼットを開ける。

「何着ればいいかわかんないよ。昨日考えておけばよかったな……」

しかし、そこまで悩んでる時間はない。

急いで見繕った服をベッドに投げ置いて、慌ただしく服を脱ぐ。

ふと、部屋の姿見の中の下着姿の自分が目に映る。

ピンクのボーダー柄の下着は可愛いとは思うけど、子供っぽすぎる気がする。

「一応、下着も着替えとこうかな……」

引き出しからまだ一度も着ていないパステルピンクのフリルとレースがついていて所々透けている下着を手に取って眺める。

「別に深い意味はないんだけど……」

もたもたしてたら、りきを待たせちゃうかもしれない。

「別に深い意味はないんだけど!」

僕は急いで着替えて家を出た。

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