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添い寝

部屋に戻ると鈴木は下着姿になった。

「ちょっと、なに脱いでるのよ。」

「制服とか1日きたシャツで寝るの汚いじゃん。」

「は、恥ずかしくないわけ?」

「んー、まあ女同士だし。」

ボルドーの下着姿の鈴木は恥ずかしげもなく言った。

「でも、寒い。早く布団で寝よう。」

「そうね。」

そそくさと私のベッドに潜る鈴木に続いて私もベッドに入ろうとする。

「ねえ、まさか同じベッドで寝るの?」

しかし、これから始まるシチュエーションに気が付き動きが止まる。

「他に布団あるの?」

「ない……です。」

こうして私たちは添い寝をすることになった。


元々ベッドがセミダブルだったから、特段狭いわけではないが、なかなか寝付けない。

対照に鈴木はすぐに寝てしまい、寝息を立てているが、その寝息と寝返りを打った時に触れる素肌に意識が向いてしまう。


寝不足のまま迎えた朝、制服に着替えてお父様と朝食を終えた後、鈴木を起こす。

「もう朝よ。お父様は仕事に行ったわ。」

まぶたを擦る彼女の体を揺らす。

「朝食も持ってきたわ。ほら、遅刻するわよ。山崎ももう待ってるんだから早くして。」

「私、今日は学校休むわ。」

そう言った彼女は大きな欠伸をした。


山崎は私を学校に送り届けた後、そのまま鈴木を家まで送った。

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