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放課後

全ての授業が終わり放課後、転校初日の学校は終わった。

それなりの私立進学校だけあって、二学期の初日から授業を受けた。

授業のレベルは前の学校とほぼ変わらないから問題は無かったが、流石に初日からこうだと疲れる。


「ねーねー、佐藤さんは部活とか入る気ないの?気になってる部活とか!」

「今のところはないですね。」

声を掛けてきた園田に帰り支度をしながら答える。

「よーし!じゃあさ、一緒に帰ろう。僕も帰宅部、りきも帰宅部。いつも2人で帰ってるんだ。これからは3人でチーム帰宅部。どうかな?」

「一緒に帰るって、アンタがついてきてるだけじゃん。それに直ぐに別れる。」

「だって予備校なんだもん。仕方ないじゃん!」

言い合いを始めた2人に私は何も言うことができなかった。

しかし、何も言えない理由は口論ではない。

「一緒に帰ろう」の言葉になんて返事をすればいいのか。


私は何も言えないまま2人の後を下駄箱までついていくしかできなかった。

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