ファッション誌って俺に意味ないやん
前回、年齢イコール彼女ない歴の主人公、滝田蓮は本気でもてたいと思いファッション誌を分析しようと考えました。では分析した結果彼の目には何が移るのだろう。
僕はファッション雑誌を読んで三つ分かったことがある。一つ、僕はイケメンではないということだ。母親は
「蓮はかっこいいよ」
っと言われよく自分がかっこいいと思ったものだ。しかし自分の息子はかわいいのだろう。なぜなら僕の顔はかっこよくないのだから。二つ目に、大半のファッション雑誌は普通の顔か、それ以下の顔の人間には似合わないという現実だ。簡潔に言うと参考にして真似てみても自分が痛いだけなのである。最後に僕にはダイエットが必要だということだ。まぁ、運動をすればすぐに痩せることはできるだろう。
「学校で健に相談した方がいいな」
正直もう、眠たくてしょうがないのでね。
昼の学校についたころにはもう健がいつもの席に座っていた。なんとも憎たらしいくらいかっこいい奴だ。
「なぁ、俺ってどうやったらおしゃれになれるん?」
健に聞くと笑いながら
「やっと気づいたか。いいぞ!俺も協力しよう」
笑いながら話す健を見るとなんだか勇気が出てくる。ここから僕は変わっていける。
主人公の親友、伊藤健は何か秘策があるのだろうか?