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第2話 「老人」

現在の勇者ステータス

HPランク: D

ATKランク: E-

DEFランク: E

SPDランク: B-

CLEランク: EX


……貧弱すぎるな。

盾役としても使えず、火力も出ない。

「つら」

ふとそんな言葉をポツリと呟いたのは、旅立ってから数日経ったある日の事。

「CLEって、確か知恵の数値だったよな」

EXランク……一見高そうだが。

「……おや?ちょいとそこなお方よ、如何なされたかな?」

ふとステータス帳を眺めていた目を上げると、法衣のようなローブを着た老人が立っていた。

「あ、この知恵のランク、EXってなってて、高いのか低いのか分からなくて。」

すると、老人はちら、とステータス帳を見る。

「ほっほっほ」

いかにも老人らしい笑いをした後、

「面白い。面白いステータスを持っておるなぁ。」

と。

「では、改めてステータス帳の見方から教えてしんぜよう。」


―――


老人の話曰く、

・ランクにはそれぞれ、E〜Aに割り振りされている。

・+と-は「同ランクと相対した時」、の優劣として存在している。

・ランクが低い事と、能力の極端な優劣が直接結びつく、ということは無い。


―――


「ってことでいいんスか?」

「左様。そしてな」

EXランク。

極めて特殊なランクで、「成長に応じてランク値が上昇する」という性質を持つ。らしい。

現在のランクはEランク相当。鬼か。

「なら、将来的にAランクにたどり着くことも出来る、と?」

俺は問うた。

「うむ。十二分に有り得るだろう。」

おぉ、希望が見えた。

「そうだ。ジィさん、もし今誰とも組んでいないのなら、俺と一緒に……」

パーティーを組んでくれ、と言おうとした時、

「おじい!いつまで喋ってんだ!早く戻ってこいよー!」

どこからか若い声。

「おぉ、すまんすまん!若人に色々と教えておったのじゃ!待っとれ!」

と、返事をし、

「すまんな、若人よ。この通りパーティーは先に加入していてな。」

誘ってくれてありがとう。と言葉を残し、老人は去っていった。

「……あー、新規仲間イベントじゃかなったんかい」

そう呟き、また素手での雑魚狩りに戻った。


つづく

不定期連載すみませんゾ〜^

はい、第2話です。語彙力不足がこういう所で垣間見得るのご勘弁願いたいところですな。

第1話、ご感想をいただき、ブックマークまでして頂いた方、本当にありがとうございました。

この通り、完全不定期連載で予定しております。2日連チャンで上がったり、今回みたく間を開けたりと、色々あると思いますが、「あ、次の話出たんだ」程度に見守っていていただけると幸いですね。

次回も頑張りますので、よろしくお願いします!

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