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美少年に転生したら男にモテる件について  作者: しらた抹茶
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1/79

プロローグ

 三月、高校受験を終えた俺は受験番を握り締め志望校の校門にやって来た。隣には友人の三代みしろがそわそわしながら合格発表を今か今かと待っている。



「なぁ....皐月さつき


「何だよ」


「も、もし俺が落ちてても友達でいてくれよ?」


「バカ野郎、当たり前だ」



 うん、この会話聞くの何回目なん?

 受験終わってから三日間なん十回もやったやり取りだけどこいつどんだけ自信ねーんだよ。

 まぁ俺も確かに不安だけど終わったもんはしゃーねーべ?ここは黙って待つのみ....ってうおおおおおおおおご、合格発表の紙が、紙が貼り出されているぅーーーーー!!!!!



「み、三代!出たぞ!!」


「うん、皐月、代わりに見てきて」


「三代ぉ!!」



 白目を剥いてる三代を引きずり番号を確認すると、無事二人とも合格していた。

 中学から知り合った三代は漫画やアニメが好きと言うのが理由で仲良くなり、高校も一緒に通う約束をしていた。さっきから不安でビビりまくっていたが、合格を確認するや否や泣きながら抱き締められて喜びを分かち合った。....友情に熱い男....嫌いじゃないぜ..?

 何てな。

 そんな事より、俺たちも晴れて今年の春から高校生だ。部活は何にするかな。恋人も作りたい。



「じゃあな三代!後でな!」


「うん、皐月遅刻しないでよ?」


「分かってるって」



 合格も決まってお互い親に報告を済ませたら近所のカラオケで再集合する事にした。

 携帯あったらこんな面倒な事しなくていいんだけどな。まぁ合格祝いに買ってもらう約束だったしそれまで我慢か。

 そんな事より!受験というしがらみからようやく解放されたんだ。アニソン歌い捲ってやんぜ!!ふぅーーー!!!先ずはライ〇ンから始まりーの....



「皐月!!!」


「あん?」



 三代の声に振り向くと、目の前にトラックが我が物顔で迫っていた。








 こうして、俺、高嶋皐月たかしま さつきは死んだのであった。


 いやいや、登場して直ぐ死ぬとかそれなんて幽〇白書?霊ガンぶちこまれたいの?こっちはあおはるをライドする気満々だったんですけどこの白けた感じどう責任とってくれんの神様。何て喚いても最近人気の異世界転生に出てくる軽いノリの神様も不思議な白い空間も現れる事なく、俺の意識は真っ暗な闇に沈んで行った。

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