表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/17

0 Meaning Of Song

アイドルと聞いて、君は何を思い浮かべるのだろうか?


(――くじけても、苦しくても、それでも諦めない強い思い抱いて)


可愛い(かっこいい)人、遠い存在、画面の向こう側、夢を与えてくれる存在、偶像、歌は上手くない、グラビアアイドル、アイドル声優、などなど。


(――負けたって構わない。本当の夢を手に入れられるためなら)


芸能界という別の世界に定義されながらも、アイドルがメディアに露出しない日はないほど一般世界に身近だ。


(――どんなに辛くても、その足を止めないで)


歌って、踊って、可愛らしい(格好いい)笑顔を振りまく彼ら。夢と希望を与えてくれる、皆の光。誰もがその存在に憧れ、子供のころはは必ず一度は夢見る存在。


(――1歩進めばその分、近づけるはず)


だが、それは本当に夢と希望を与える存在なのか?


(――夢はいつも、私たちの前にあるから……追いかけて)


笑顔で媚を売り、愛だ恋だ心もとないことを叫んで、金を巻き上げる偽物ばっかりじゃないのか?


『いやー懐かしいですね。カズネの代表作“夢”。あの最初の“バトル=ライブ”は未だに伝説として語り継がれていますからね』


そう所詮、歌じゃ世界は救えないし、好きなあの子を振り向かせることはできない。

西暦2021年。

アイドルというものが、“歌って踊る”というものから、“歌って戦う”というものに変化した時代。人が最もアイドルという現象に熱狂し、誰もがアイドルを目指し歌った時代。

アイドルを養成し、世に羽ばたかせるため建てられた学校、宝名ほうめい学園高等部。

そこに俺が、アイドルを目指し失敗した俺が、倍率10万倍以上の一般科の推薦枠として入学できたのは何の因果か。

未練か、打算か、くさい言い方をすれば運命とでも言うのか。

どれにせよ、まがい物のアイドルが当たり前の世の中にいて、そこで俺は初めて本当の偶像アイドルというものと出会った。


初投稿です。

「またこの手の話しかよ」「似たようなものあるんじゃね?」といった非難苦難詰非議情誹謗中傷弾劾はとりあえずさておき、温かい目で読んでもらえるとありがたいです。

とりま、この話(1章とします)をASAPでアップして、色々と投稿していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

感想とかいただけると歓喜します。


※各話のサブタイトルはある(どうでもいい)意味を持たせています。

その意味が分かった人とは趣味が合うというだけですが。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ