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Calender_Girl  作者: 深町珠
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epilogue



4月....






でも、音楽に逃避しているかと言うと

それは違う。


例えば、恋している時でも、僕の中は音が満ちている。

ハッピーな音、ラブリーな音。

だから、妙に闘争的にならないで済むのだろう、と思う。




それで、よく冷たい人間だ、と言われるのだが...

何が悪いと言う訳でもなく、ただ、音のイメージを越えられるだけの

存在に出会えなかっただけだろう、と僕は思っている。



...3月2日の予感は当たり

それ以降、その子との連絡は途絶えたから

次第に、思い出すことも無くなってきて。

ごくふつうの日常に戻れてきた。


そこに至るまでに痛みも当然存在した。

それで、こんなものを書き始めたりして

.........新しい出会いもあったりもする。



そうして、時が過ぎ去って....今では、この事も

大切な思い出のひとつになりつつある。


僕は愚かな人間だから、こうして一つずつ

生きていく事を覚えていくのだろうと思う。


どこで、どうしているのか知らないが

その子が、今は幸せにしているといいな、と願う。



たぶん、そうしているのだろうけれど。








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