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Calender_Girl  作者: 深町珠
68/82

valentine


ごめんね。辛い思いをさせてしまって。でも、嘘はつけない.....。






2月14日は、ヴァレンタイン・デイ。

だけれども、僕らはそんな浮かれたムードに浸っている場合ではなかった。彼女は

3月以降はここに来ることもできなくなってしまう。

だから、普段だったら楽しくこの日を過ごしていた僕らも

普通の、日。そういう感じで淡々と仕事をこなしていた。

和君たちのグループはもう仕事が無かったから

その代わり?かどうか、こんな企画を立てた。

洋@ML>解散&ご苦労さん会を開きます。

僕らのグループは無くなってしまうので

ここのオフィース全体を対象に開催します....



と、あった。MLグループ以外にもメールで展開したらしい。


なにも、そこまでしなくてもなぁ、と僕は思ってしまったが

まあ、お酒が好きなこの国の人たち、こういう事は素面

だとやりにくいのかもしれないな、とも思った。


開催予定日は最終週の水曜日、とあった。

....27日か。

僕は酒席があまり好きではないし、母を夜、ひとりにしておくのはすこし不安があった。

だから、参加は控えよう、とも思っていた。


それで、メールの返答をしないで放置しておいた。

いつもなら、そのまま不参加で処理されるのだけれど

この時は、何故か洋くんが僕のところまで訪ねてきて

「参加しますよね」と念押し。その視線には、何か意味が感じられた。


...洋くんもなにか誤解してるのかなぁ。


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