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Calender_Girl  作者: 深町珠
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魔法

*-She sold me magic/Lou Christy(魔法/ルー・クリスティ)-*



----monologue at tonite-----

恋ではないにしても、それはやはり、魔法のようなものだろうか。

何でも無い日常が、あざやかな色彩をもって感じられて。



この頃は全然そうは思わなかったが、こうして記述していくと

そう感じられる。自分が楽しんでいた事がよくわかる。


そして、書き続けて行く事で、過ぎ去りし日々への愛着と惜別の想いが

少しずつ軽くなっていくような気がするから不思議なものだ。



思い出は変わらないから美しい。

そして、未来は変わるから楽しい。



そう思えてくる。







-----*---------



さて、ダンス大会(?)の後、僕らは勢ぞろいして

工場見学に行った。



その工場には、大きな冷蔵庫があって

それを見学しに行ったのだ。


ちょっと雨模様の日で、小雨を避けながら

僕らは軒先伝いに歩いた。


寒いねぇ、ちょっと生憎だあ、誰の行いが悪いんだ?とか(笑)


思い思いの事を言いながら。



僕らは、にこにこ笑いながら冷蔵庫の入り口まで来た。




その冷蔵庫には、勿論防寒着を着なくては入れない。

真っ赤な防寒着を僕は選んだ。


なんとなく、赤が気に入ったんだ。

その日はそんな気分だった。





そして僕は、佳や洋と一緒に冷蔵庫に入った。


和くんと、あの子、それと崇くんを後に残し



寒ーい冷蔵庫で見学。



出てきたら、睫が凍っていた。


それを見て、キャハハ、と笑い転げる彼女。

なんだか、無邪気でいいなぁ、と思った。



そして、僕が着ていた防寒着を「貸して!」と

にこにこしながら、半ば奪い取るように(笑)手早く。


その瞬間、僕等の側には誰も居なかった。




.......防寒着なんて一杯あるのになぁ。




僕は、XLサイズの防寒着に包まって冷蔵庫に入る

Sサイズの彼女が眼鏡をしているのに気づき「おーい、メガネ凍るぞー」と

笑ってガラス窓を叩いた。

彼女は慌ててメガネを取った。



ふと、視線を感じて振り返ると

和くんと崇くんが、なんとも言えない顔で僕らのことを見ていた(笑)。



みーたーなー、と、化け猫映画のような手招きをして

僕はふざけた。



明るい関西人、崇くんは反り返って笑っていた。










---今日の1曲----

http://mixi.jp/view_item.pl?id=1017484


http://www10.plala.or.jp/Pops70s/POPS_07.htm


ルー・クリスティさんの「魔法(She sold me magic)」は

ハイ・トーンで唄われるエモーショナルな曲。


May be alltime , may be may be may be I love you...


なんて言う繰り返し型の歌ですが



may be I love you なんて言い方でいいのかなぁ(笑)なんて。

こんな言い方でグッとくる女の子がいるのかしら。





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