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Calender_Girl  作者: 深町珠
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summer samba

なぜか、この頃のことを思い出すと

ワルター・ワンダレイの「サマー・サンバ」

ハモンド・オルガンの響きを思い出す。


日曜の夜、ラジオが放送終了になるときに掛かっていた曲だから、

というのもあるけれど

ちょっと甘美なメロディと、すこし淋しげな響きがイメージなのかもしれない。



(Summer Samba /Walter Wanderlay)

オムニバス盤で聞けます。

http://mixi.jp/view_item.pl?id=976759






お菓子であんなに喜んでくれるなら.....


僕は、屈託無い、あの時のその子の笑顔を思い出していた。


旅から帰ってきて、お土産にあげた手作りのお菓子。

以前、旅先で知り合ってからずっと懇意にして頂いている方から

手作りをして頂いたものだ。


.....なんか、不安が解けたような笑顔だったなぁ....


思う,そう言えば僕の(本物の)姪も、僕が遠くに旅に出たりすると

心配してくれたっけ。僕にGFができる度、なーんとなく嫌な感じだった。


それとはちょっと違うような気もするが、まあいいか。





秋はすこしづつ深まり、ここのオフィースの広い庭にも

どんぐりが落ちてきたり、黄色くなった銀杏の落ち葉が舞い降りるようになった。

桜咲き、盛緑茂り、紅葉舞い...


そんなふうに、秋は終わって行くのだろう。




秋の想い出を、僕はMLに投稿した。


僕@ML>


*落葉*


今朝は銀杏が綺麗でした。

銀杏、と言うとギンナンと呼びたくなる僕ですが

こないだ、通っていた学校の中庭にも銀杏の木があり

秋になると、ギンナン拾いが日課でしたっけ。


銀杏の木の下で,一生懸命に拾っていると

僕等のクラスの先生、キクちゃんが僕のそばに来て

拾うのを手伝ってくれました。



秋のさわやかな風が、ふうわりと吹きぬけていきます....



オレンジ・ヴァーミリオンの夕陽が、空を染めて行きます。


先生は、きれいね、と言いながら

「こんな私のこと、誰も女の子だなんて見てくれないと思う」




なーんて、可愛い事を言ったりするのです。

秋は、そういう気分なのでしょうね。





この先生は、化粧ッ気もなく作業着で飛び回る元気な子なのですが

その事を、ちょっぴりだけ気にしていたのでしょう。





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