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Calender_Girl  作者: 深町珠
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ひとそれぞれ


そのテーブルには、今、僕となかよしになっている彼女も居たように思えたが

目だった印象は無かった。

そのマアちゃんは、すこし酔ってきたのか

大皿に盛られた料理とかを、自分の箸で僕に取り分けてきたり(笑)

お酌のような事をしたり、と、なんか奇妙な感じで。

いろいろな話しをしてきた。

でも、話しがなんとなく、自分が苦労して東大に入ったけれど、博士過程には進めなかった

、とか、博士号がほしい、とか....あの人はできちゃった婚で、とか(笑)


なんだか世俗的だなぁ、これで東大出の才媛かなぁ(?)なんて

僕は思っていたりした。




----monologue at this afternoon---

先の数学的分類で言えば、東大だろうが博士だろうが、皆1次元の価値観だ。

何かと比較して、距離の差が多いか少ないか、と云うだけだ。

無論、その時心は何かを感じているのだろうが、果たして0次元の意識で

無限の空間(のような自由)を感じ取れるか?と言うと、たぶん無理だろう。

優劣、上下、のような低次元(1次元)な価値観があってしまっては、意識も

その1次元レベルでしか感じられないだろう、と思える。

もっと自由に考えられないのだろうか?

---------------------



それ以降も、このマアちゃんは

僕と同じプロジェクト・チームだったから

いろいろと、僕に親切にしてくれたりもしたし

時には,女の子らしい優しさを見せたりもした。

綺麗な服を着て来たり、お洒落に気を使ったり。

それは、ごく普通の女の子らしいフィーリングだ、と思う。


でも、なんとなく....合わないなぁ(笑)と思うのは

なんか発想が窮屈に見えて、可哀想だな、と思えてきて。

自分で窮屈にしないで、自由に(0次元で)発想すれば?と言いたかったが

果て、解って貰えるか....と思って、何も言えなかった

....東大出なら解るかな?(笑)。




まあ、相性と言うのはそんなものだろう。





なんとなく、このマアちゃんとお友達になりたいとは思えなかった。




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