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Calender_Girl  作者: 深町珠
23/82

suki??



普段も彼女に会う事は無いので、まあ、それでみんなに親切にしてもらえるなら

僕が出ていく事も無いだろう、と、すこしだけ僕らは距離が離れた感じがした

2年目の夏の終りだった。



すこし、風に秋の香りを感じる頃。

灼けるような陽ざしも和らいでくると、そろそろ9月が近づいてくる。




僕も、内心少しだけ怖かったのは

ひょっとして、その子のことを好きになってしまってはいないだろうか?と言う事だった。


なぜ困るのかと言われても、返答に窮する。けれども

たとえば年が離れている、とか、いろいろ理由は見つかるものの

なんとなく後追いで理由を付けているような気もしていた。



たぶん、自分は愛他的な性格なので

対象足り得る人を選ぶには慎重だ、と言う事もあるのだろうと思っていた。

その人を、若し突然喪失してしまったら.....と、思うとそれが怖かったのかもしれない。




とはいえ、普通はそういう風に恋するとすれば

その人の事が気になって、そばに居たい、会いたい....と思う(のだろうと思う)。

自分の場合は、割とそういう点が希薄なので

どちらかというと、心が通い合っていれば、会っていなくても割と平気なタイプだった。

それでよく冷たい人だ、とか言われたりするのだけれども.....





それでも,時々廊下で彼女とばったりあったりすると

僕は、なんとなく自然ににっこり、してしまったりする。





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