高校生活の始まり
ピピピ、ピピピ、ピピピ、カチッ
......んっ、もう朝か
まだ寝みぃな
けど起きなきゃな...
ピロン
ビクンッ
な、なんだ朝から、誰だー?
『結局昨日みずきにはメッセージ送れたの?』
なんだー、伊藤さんかー
後でいいやー
やばいやばい!
なんで朝早く起きたのに時間ギリギリなんだよ!!
中学生の頃ギリギリまで寝れたのにー!!
プシューッ
あ、あぶねえ
ギッリギリだったーー
明日からもう少し早く起きよ
うん
全く、昨日今日でもうグループが出来上がっちゃってるよ
朝からガヤガヤしったってー、お友達がいて羨ましい事ですねえー
ええそうです、俺はぼっちさ
そして机につっ伏す。
「おーーい、本堂ー」
ん?この声はー
「なんだ、伊藤さんか、なにかあった?」
「おう、昨日今日で急に馴れ馴れしいねぇ、まあいいけどさ」
あっ、ついメッセージの時と同じ感じが...
「それで、瑞希にメッセージは送ったのかなー?」
ニヤニヤしながら耳を近づけて来やがって
「ああ、送ったよ、イチオウネ」
「なんだよ一応って、なに変な事でも言ったの??ぷぷ」
「ちがーくもナイケド...」
「なんだよ声が小さいって」
キーンコーンカーンコーン
「ああ、鐘鳴っちまった。後でちゃんと聞かせろよー」
「覚えてたらねー」
......いやー、昨日のあのメッセージは流石に見せれないって
あれただのコミュ障じゃん!!!
ー授業中ー
授業に集中せずに何してるのかって?
決まってるさ、本井さんの背中を見ているのさ
キモイって?
みんな学生時代しなかった??
まあでも、昨日のメッセージ『こちらこそよろしく』の一言だけでよかったのに
なんであんな長文送っちゃったんだろ
あー、穴があったら入りたい
埋まりたい
チラッ
うおっ!?
俺は反射的に教科書に視線を落とす。
ば、バレてないよな?
てか、今こっち見た? 見てない?
やばい、全然授業が頭に入ってこない
キーンコーンカーンコーン
うわ、もう昼かよ……!
ふう、安定のぼっちですか、トホホ
「本堂くんっ♡」
背後からやけに掠れた裏返った声が聞こえる
「堀内くん...誰の真似?」
「えっと、本井さん?」
「全然似てないし、何してるのー」
「あははー、ごめんごめん、授業中から本井さん見すぎだからさ」
えっ??
「えっ、バレてんの」
「はあ?あれで隠してる気だったの??本井さんもあまりの視線にたまに振り返るレベルだよ」
まじか、そんなに見てたのか....
「で、どうしたの」
「どうしたのって昼休みだから一緒に食べようかなって」
「なっ!!堀内くん...君って奴は」
「ちょっ、抱きつくなって、男同士のハグに需要はなーい!」
「面白そうじゃん、私達も混ぜてよ」
ん?
「い、伊藤さん?それに私達って」
「うん、瑞希も一緒に、いいでしょ?」
「堀内く...」
「もちろんです!!!」
うん、良かった食い気味に了承してくれた




