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EP0 心霊階層化/アストラリズム

ここはインフラした地下設備のあるよりもっと

深い場所,本来の水道管や下水道として機能する

側面より下にある迷路化された,言わば地上に

繋がる人孔が殆ど存在しない特殊な地下

の隧道。


「私はねぇ,,,これに心霊学と言う理論的学術名を付けさせて貰ったよ,ちなみに思想体系は心霊階層化,哲学的立場,思想名,英名はアストラリズムだ」


「魔法理論とはまた別の考えですが,,,やはりこう

物理的な相互作用を保持しないで独立した

アストラルやスピリットの対抗を考える,魔術体系にも組み込める良い考えと思います」


霊,霊的,非存在,存在しない状態なものを信じる,

目に見えないものに形而上的な真理や仏の働き,そして心の状態など,様々な形で存在して五感では捉えられないものを論付ける仏教的視点が

非常に深く関わっている。


「スピリチュアルとかオカルトってさ,人に

よって意見がマチマチだよね,様々な幽霊に

対して,見てる次元だの,霊道だの,波長が合う

だの,,,そう言った事柄を総括して論理として

使う」


「神秘,また目に見えない超自然,超自然的な形態や状態を扱う理論や主義は,今までに存在して

ないから,まぁ神に重点を置いた理論は神学と

してあるが」


「実際にこれを使う,,,なんてことがいずれ必ず

来る,,,と思います」


こんな未提唱の思想体系,理論について,着いて来た研究者と考えようと,アイデアを初めて

出した始まりの心霊学者。


《アンディル=アストラ》その御方が,話しをしていた。


「一般的には普及はしない理論ですよね,それに

物理的分野,数学的分野,哲学的分野,遍く視点が

必要になります」


「実証の必要性が困難だから仮説が大体を占める

なんてものですよ,科学とは相反する非物理的かつ非科学的,反科学的な側面の論理を構築して

未知を定義,理論体系化,構造化,論理構築,形式化

,概念形成などが基本になってくわけですし」


「まぁまぁ,なら物理付近でサイキックな第六感の解析によりアストラルな状態の存在を知覚

するのが最初に成りますか?」


「う〜む,,,一般に語られる霊的現象,心霊現象と

その理由の研究ですかね〜」


「物理学を使うと実在,法則,再現性を持った現象に強い,波動,次元,共鳴などとも親和性が高く,

実証できないもの,霊や魂,は扱えないが,観測できないものは存在しない前提」


「数学を使うと,抽象的構造や論理の極致,次元,構造,無限,関係性,などに強い,意味の付与,つまりそれが何を表すのか,は人間側の問題,霊的現象の証明には使いづらい」


「哲学を使うと,存在,意識,真理,形而上学など,霊的概念を議論する素地がある,主観的になりやすい,体系化が個人の思想に依存しがち,っと

注意も必要ですね」


「私から言わせて貰えば,問題点は少ないと考える,0からではなく,1や2があるからね」


「1や2?」


「あぁ,私は既存に体系化されたものを参考に

構築するつもりだからね,出来る限りあらゆる

分野,あらゆる理論を使ってみないと詳しく精査するってのはそうじゃなきゃいけない」


「人智学,神智学,グノーシス主義,自己意識思想,密教,ユダヤ神秘主義,世界には様々な理論が

あるでは無いか」


「ふむふむ,,,」


「では,会話はここまでとして,これから記述により理論構築を実施しましょう」


研究者アレクトン・クレラと他のまだ研究所外にて様々な事情を持った研究者達と,複数人体制のもと,世界各国の心霊現象を参考に様々な

記述をされていった。


理論を体系化していくにつれて異なる名前は,

統一されていった。


[霊力運動/アストラルエクササイズ]

霊/霊的に表された運動,非物理的な一方通行の相互作用,ポルターガイスト,心霊/超常現象などは総括して,この名前に統一された。


これは遥か昔の話,霊を解析しようと奮闘した

研究者と,諸事情を抱えた超能力者が協力して

組み上げられて魔法の理論体系の一部として

組み込まれるほどに発展した理論の話である。

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