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一生の挫折と経験  作者: T
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幸せ

Kは卒業してしまって、俺はKと疎遠になった。だけど、自分を追い詰めるほどのものではなかった。そして時は過ぎ、俺が中学一年生のときの話だ。俺は中学校に入ってすぐに一人凄い人に出会った。それはMと言おう。そいつは勉強ができて、後の中学校の生徒会長にもなった人物。スポーツも女子の中だったらトップレベルにできた、吹奏楽部の人間だった。俺は一年中凄いなという目で見ていた。俺は中学生になって、恋愛を経験しておきたかったから、Mに告白することを選んだ。結果的に言うと、付き合いはしなかった。勉強で忙しいとのことだった。でも言ったのは中学校二年生になる直前のことだったので、俺は驚いていた。付き合いはしなかったが、少しだけ仲良くなった期間があった。その時は楽しいと感じていた。けどやはり、これが求める最大限じゃないと思った。結局、Mの元カレと少し言い争った。今考えるとと愚行そのものだったと思う。ちなみにMの元カレはまだMが好きだったらしく、俺に対して詰め寄ってきたのだった。その一件はMによって宥められ、俺はここで少し考え方が変わった。Mの言っていることはおかしいと俺自身が感じたからだ。そうしてMとの一件を終えた後、俺はMと関わる気を無くした。Mに関心がなくなった二ヶ月後、俺の人生を一変させることが起きた。夏の時期になると全国でも祭りが行われるだろう。その祭りでAという人物と俺は面識を持つことになる。初めて話した日だったが、とても話しやすいと感じて、一個下でとてもかわいいなと感じた。話は変わり、俺は中学生になっても、チームSに所属していて、中学校のバドミントン部にも入っていた。地区予選では大体勝ち上がる程度で、中学校では全道にまだ行けていなかった。そして、二年生の秋に行われる試合に近づいていた。俺はここで勝ち上がることに燃えていた。一方、別のことだが、俺はまあまあ強く、小さい頃からやっていたので色々な人と面識があった。地区の強い人はほぼ全員認知している状態だった。ここで思いもしなかったAから連絡があった。俺はあまり話す機会がなく、急に連絡がきたのでとても驚いた。でもAは強いことを知っていたので、優勝してねと応援した。俺も少し驚いたんだが、Aは本当に優勝した。努力が叶ったんだなと俺は嬉しくなった。ここでAの説明をしよう。Aは俺が知っている限りでは小学五、六年生くらいのときからバドをやっているのだと思う。AはチームOに入っていた。そのチームは俺はすごく嫌いだった。俺のチームSはチームOを嫌っていたからだ。だけどAはとある問題が起きて、別地区のチームBに移ることになった。Aは正直に、自分がチームBの練習に、チームOに無断で行っていたことを話してくれた。その時の俺からしたら、良くないなと思った。けれど、Aとそこから少しずつ話すようになったので、俺はAの良さどんどんに浸っていった。また、時を戻すこと俺が小学生の時、好きだったKは髪がショートで優しい人だった。それを俺の脳は忘れてはいなかった。Aも髪がショートでとても優しい人だった。だから無意識か、意識的にか少し重ねてしまったんだ。けれどKとは違った人だった。Aにそのまま浸った俺はもうとっくに好きになっていた。言動や仕草がとてもかわいらしかった。見ているだけで心が安らいだ。穏やかに暮らせる空間だった。そして、俺は告白した。Aは考えてOKをしてくれた。心の底から嬉しかった。初めて付き合う人がこんなに素晴らしい人なんだと余韻に浸った。けれど問題もあった。先ほど言ったように、AはチームOから追放された身。関わることを禁止されていたので、俺の学校の仲間と関わることができなかったのだ。俺は悩んでいた。どうするべきか、そこで俺は考えさせて欲しくなった。だからか、Aに強く当たってしまった。今考えると本当に済まないし俺みたいな人間は許されては行けないと思った。心境は複雑だった。俺はその時の俺が嫌いだった。だからこれは俺を変える時間にしようと全力を注いだ。翌年、もう嫌われた、激怒されるかもしれない覚悟を持って、Aに連絡した。

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