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日常に潜む悪夢  作者: 白いカラス
7/11

老夫婦

いつもそばにいる人が

実は違う事を思っていたら...


あるところに2人の老夫婦がいました。

2人はとても仲の良いおしどり夫婦でした。

近所の人が2人に話しかけるとニコッと【こんにちは】と返してくれて手を繋ぎ微笑み周りが羨む幸せそうな夫婦でした。


ある時旦那さんが突然亡くなりました。

色んな方が最後のお別れにきてくれました。

奥さんはとてもとても泣きました。

みんなそれに可哀想と同情したのです。


【奥さん大丈夫かしら】

【お二人共仲良かったから心配ね】


お通夜葬儀納骨全てが終わった夜

奥さんは誰もいない部屋で思いにふけていました


【やっと解放される】


今まで本当に長かった

掃除してもほこり一つで怒られて料理すれば味がしょっぱいだの薄いだの

自分でやれば良いのに何一つやらないで口だけ挟む

それなのに外面だけは良いから

仲良いおしどり夫婦ってやつ

最初は言ってたの

でもだんだんと言うのがめんどくさくなってた

私の話しは全く聞かず自分の話だけは聞いてって

そういう人間だった


【本当うっとおしかったのよね】

【お金も入ったし、今まで我慢した分の報酬だと思っても良いよね?今まで欲しかった物をたくさん買おう。死ぬまで働かずに生きていける金額よっふふふ】



5年後..


私は自由になるには年をとりすぎた。もっと若いうちにすれば良かった。その年にしかできない事がたくさんあった。人生に遅いなんて事はないというけれどそれは多分綺麗事。年をとればできない事も増える。体力面でも記憶力の面でも。やりたい事も年齢のせいで限られる部分もある。

人は生きていく分当たり前に老いて行く

外見だけは逆らう事ができるかもしれないけど中身は逆らう事はできない。


今やりたい事できる事今しかできない事を

あなたはやる?

それともやらない?


私は...

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